料理を家電に「代行」させることで、子どもとの時間をつくることも可能に
この特集の第一回で、DUAL世帯が家電を選ぶときに注目してほしいポイントとして「時短」「代行」「ロケーション&タイムフリー」という4つをあげました。調理家電を選ぶとき、注目してほしいのは、このなかの「代行」です。調理をどれだけ家電に「代行」させられるかがポイントとなります。
「『ほったらし調理家電』が、家族の触れ合いを支援」という記事でも説明したように、セットすればあとは自動的に料理が完成する「ほったらかし調理家電」を使えば、調理家電が料理している間に、他のことができます。この時間を何に使うかは、工夫次第。学校から帰ってきた子どもとコミュニケーションする時間を確保するのにも役立ちそうですね。
DUAL世帯の調理家電選びで、次に重要なチェックポイントは「準備が難しくないもの」です。材料をすべて量って入れなければいけなかったり、レシピが決まっていたりするものは、新しいことを覚えなければならないのが面倒で、せっかく買ったのに使わなくなる可能性が高いのです。何も考えず、これまでやってきた経験のまま、スムーズに移行できる調理家電を選びましょう。
ところで、記事「家事ストレスを減らす鍵は“家事の仕分け”にあった」で、「リセット家事」「プラス家事」というお話をしました。「リセット家事」は誰がやっても大抵同じ仕上がりになる家事、「プラス家事」はスキルや個性によって仕上がりが変化する家事です。この特集でも「誰がやっても同じ仕上がりになるリセット家事は積極的に家電に任せようと」言ってきましたが、料理は「プラス家事」になります。プラス家事に家電を持ち込むことで、どういうメリットがあるのでしょうか。
「料理」というプラス家事に家電を取り入れることで、品数が増えたり、テーブルセッティングに凝ったりすることができるようになります。つまり、調理家電はより食生活を豊かにするための家電であると考えるのがよいでしょう。
それでは、この視点から選んだ調理家電ベスト3をご紹介していきましょう。