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典型的な共働き夫婦として、送り迎えを分担していた保育園時代
藤村 お嬢さんが小学校に入学する前までは、フルタイムの共働き会社員だったお二人ですが、家事育児はどのように分担されてきましたか?
真理さん(以下、敬称略) わが家は認可園ではなく、ずっと認証保育園にお世話になっていました。二人ともフルタイムなので申し込めば認可園に入れた可能性もあったのですが、「入れないかもしれない」という不安も感じて。最初に見学して良かった認証保育園に子ども二人を通わせました。
保育園への朝の送りは私が担当して、夫が夜のお迎えをという分担でしたが、週に2回くらいは夫の帰りが遅くなってしまって私がお迎えに行くこともありました。
育児休暇から職場復帰したてのころは、夫婦ともに営業職だったので本当に大変な日々でしたね。まだ子どもは赤ちゃんなのに、お迎えが夜8時くらいになることもあって、先生に「もう少し早く帰れませんか?」と言われたこともありました。
でも、当時は私も20代。「営業の仕事をしっかりやりたい」という気持ちも強く、実態とのギャップに苦しんでいたという側面もありました。持ち物が多い認証保育園だったのですが、私がよく忘れ物をして怒られていました。
当時は、今のように共働き向けのサービスも充実していなかたので、すべて自分達でやらなくてはなりませんでしたし。夜7時半ごろにお迎えに行って、8時ごろにごはんを作って食べて、そこから洗濯して……と、当時の記憶はあまりないような気がします(笑)。今は活用できるサービスがたくさんあるので、かなり楽になっていますよね。
―― 確かに7年くらい前は、まだまだ過渡期でしたよね。
真理 実家に頼らず、すべて夫婦二人でやっていたので、本当につらかったです。その後、私は広報の部署に移り、二人目を授かりました。去年、二度目の職場復帰を果たし、今はフルタイムで働いています。営業をやっていたころと比べると、帰宅時間もコントロールできるようになりました。