報酬を受け取り悲喜こもごもの子ども達

 昼休みを経て、いよいよ報酬を受け取る時がやってきました。査定には学生スタッフも含め、これまで活動を見守ってきた大人達の意見も取り入れられています。JFEスチールの和崎さん曰く「子どもだからオマケするということはせず、大人の目線で厳しく評価させてもらいました」。緊張の面持ちで、報酬の明細が入った封筒を受け取るMOSO社の織戸社長と、HKS社の李社長。

JFEスチール和崎さんから報酬を受け取る社長二人。いよいよ結果発表ということで、和崎さんの話に真剣に耳を傾ける
JFEスチール和崎さんから報酬を受け取る社長二人。いよいよ結果発表ということで、和崎さんの話に真剣に耳を傾ける

 社長は社員のもとに封筒を持ち帰り、開封。明細に記された金額を確認し、「やった!」「少しだけど黒字だ!」と叫んだのはHKS社でした。赤字と予想していただけに、まさに飛び上がって喜ぶ勢い。より詳しく明細を見ると、おみやげの失敗を挽回すべくカレンダーのイラストを流用してポストカードを作ったこと、これが評価されたようでした。

 また、「当日はとにかく笑顔をがんばりました」と李社長。報酬金額予想でも、「接客ボーナス1:笑顔」の項目を満額の20,000シープと予想し、自信をのぞかせていました。それがなんと大正解。「おみやげで赤字を出してしまったのは痛かったです。でも、くよくよしても仕方がないので、あとは全部全力でやろうとみんなで決めたんです。今思うと、あの赤字がなければ、こんなに一致団結できなかったかもしれません」。この前向きさ、大人も見習いたいところ。

まさかの大逆転に皆で大喜びのHKS社。一通りはしゃいだ後は予想と報酬を比較し、反省すべき点を自主的に書き出していた
まさかの大逆転に皆で大喜びのHKS社。一通りはしゃいだ後は予想と報酬を比較し、反省すべき点を自主的に書き出していた