わが家でかつて深刻に悩んでいたことといえば、舜(5歳)と蓮(2歳)の兄妹ゲンカです。
一時期、かなりひどいときがあったと前回もお伝えしましたが、その当時は毎日のように繰り広げられるケンカに「ホントにどうしたものか……」と、夫婦で頭を悩ませていたんですね。
あるとき、舜が蓮に激しく当たったことがあったので、僕としては「もうこれはあかん!」と風呂場の電気を消して舜を閉じ込めたことがあったんです。
そしたら、ヨメに「なんで暗い所に閉じ込める必要があるの?」と一喝され……。
「舜が『暗くてすごい怖かった』とそればかり言うんだけど、もしかしたら舜には怒られた理由が伝わってないんじゃないかな? あの行動は、単に『暗い、パパが怖い』という嫌な感覚しか残らないから、やっても無駄だと思うよ」と伝えてくれて、「そうか!」と我に返ったんです。
そうやってすぐに思ったことや違和感を伝えてくれるのがありがたいなと思いましたし、親としても「子どもへの関わり方」や「叱り方」を改めて見直すキッカケにもなりましたね。
ヨメも日々の子育てで感じたことがあるらしく、続けてこんな考えをシェアしてくれました。
「子どもって、ホント今だけを生きているんだなって思う。親に怒られても次の瞬間、ケロッとしているし、兄妹ゲンカしても、気づくとまた二人で仲良く遊んでいる。前にあった出来事をすぐに忘れちゃうから、親がガミガミ言ったところでお互いに疲れるだけかもしれないね」
その言葉に僕も「なるほどな」と思い、そこからわが家は、いい意味で「ほっとく育児」に移行しました(笑)。
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