進むべき道は威厳のある親路線か、媚びる親路線か

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Tパパ 37歳、会社員。3歳の娘は幼稚園に預けており、妻はこの春から時短で仕事に復帰。姉2人の女系家族で育った。

Sパパ:これからの心配は…ずっと自分がやってきた野球とか、スポーツが娘たちと一緒に楽しめないかなと思うのと、娘2人、妻、犬(メス)という家族構成の中で僕は唯一の男なので、将来的に圧倒的に少数派になるというところかな…。

Kママ:うちは逆パターンで、息子が2人なので…今年、2人目が生まれてから、長男と夫と3人家族だったころより、孤独感が強くなりましたね! 食べ物を選ぶときとか、遊び方を決めたりするときに、ちょっとした男子の“変な結束感”を感じることが増えてきた気がする。この孤独感は、息子たちの成長とともに増すんだろうなぁ…。

Tパパ:スポーツはどうだろう…。娘が通う幼稚園では身体を思い切り使った遊びをするという方針なので、身体は良く動かしていますが、とはいえ自分がやってきたサッカーを娘にも一緒にやってほしいという願望はないです。でもこれ、僕が姉が2人いる女系家族で育ったからかもしれません。

Mママ:スポーツか…確かに私は夫に息子とキャッチボールなど、“男同士の遊び”をしてほしいなと思ったりはするかも。でもなぁ、運動神経が心配。

Sパパ:あとは、これからどうやって今2歳、0歳の娘と仲良くし続けていくかですね。最近、会社の後輩女性社員が今でもお父さんと一緒に買い物に行くと聞いて、どうしたらそうなれるんだろうとか、嫌われない秘訣を聞いたりしていて。もうその時点で、主導権は握れないのは明らかだから、いっそ「媚びへつらう」方向でいこうかと企ててます(笑)。もう、威厳のある方向はあきらめて、媚びへつらう方向にいくしかないかもしれない。

Kママ:媚びへつらって振り向き続けてくれるなら、私も息子たちにそうしようかな…。自分のイメージする子どもの姿をどこまで追求していいか、悩みますよねぇ。“中性的男子化計画”を貫いていいものかと。あとは、私の場合、「男の子2人のママなんて、大変そう」って言われることに抵抗がありすぎるのかもしれない。それが結構いやで、そう思われないように育てようと思いすぎている節はあるかも。

Tパパ:“らしさ”ってつい意識してしまいますよね。どこまで「女子なのに」とか「女子だから」という言い訳を使っていいのか、悩ましい。「女子だから、おとなしくても、臆病でもいいよね」というの、どこまで許されるんでしょうね。

プロの意見はいかに?

 やはりパパは娘を、ママは息子を愛するがゆえに言いなりになってしまい、「姫化」「恋人化」していってしまう様子がうかがえます。はたして嫌われないため、好かれるためには本当に子どもに媚びなければならないのでしょうか? 実は、同性のママやパパにとっても、目からうろこの“異性の子育て”ポイントがあるのです。続く2回目では、パパ×女子の子育てについて、山本直美先生にお答えいただきます。お楽しみに!

(ライター/山田真弓)