劣等感を言い訳にして、克服すべき困難を避けていない?
こんな風に、同僚と自分を比べて主観的な「劣等感」を抱いてしまうことはありませんか。アドラー心理学では、自分が主観的につくり出した「劣等感」を言い訳にして、克服すべき目前の困難を避けようとする態度を「劣等コンプレックス」と呼び、そのような非建設的な行動を選択することをよしとしません。
どんな困難に直面しようと、それに対して建設的な行動を選択するか、非建設的な行動を選択するかは、あなた自身が決めることなのです。アドラー心理学では、これを「自己決定性」といいます。<ケース1>では、勤務時間の長さで同僚に引け目を感じるのであれば、仕事のスピードや正確性で一目置かれようと工夫するようなことが、建設的な行動の一例として考えられます。
それでは次のケースはいかがでしょうか。