私立認可と公立認可。設備に大きな違いはないけれど……
野口 認可でも私立と公立で変わってきます。先ほど話した通り、上の子が通っている私立の認可園は先生の入れ替わりが多いです。そのため、1歳児クラスになったときに入園当初のような保育園拒否が始まり、1カ月間泣き続けていました。自分の子どもの特徴を知らない先生が多く、こういうときにこういう反応する、というフォローができていなかったようです。しかも、3月28日に、突然先生が変わると言われたので、何もできませんでした。どうやら辞められたようです。公立の認可園の場合、先生が公務員なので入れ替わりが少ないように感じます。
藤井 第1子の保活のとき、通える範囲内に公立と私立の認可園があるので、両方見学に行きました。私立園は、食事用エプロンはお母さんの手作り。「エプロンは親が作るんですか?」と質問したら、「作っていただきます!」と容赦ない感じ。一方、公立園は「いいですよ、市販のもので。汚れるものですから」と言ってくれました。同じ認可園なので設備に大きな違いはなかったのですが、寄り添ってくれる感じがする公立園を希望し、無事に入ることができました。公立の中にも、運営を民間に委託した公設民営の認可保育園があります。今上の子が通っているのは公設民営園です。
―― 次回も、保活をしているママ達のリアルな声をお届けします。
(取材・文/平野友紀子 写真/小野さやか)