3年間で2000時間を過ごす「第3の場所」をじっくり選ぼう

 さて、いざ学童を選ぼう、と思うと動き出すのは小学校入学直前でいいや、と思うかもしれない。しかし、民営の学童の中には、2年前には予約が埋まるというものもあるので、うかうかしていられない。

 公設の学童の場合、小学校1年生の4月から通わせたいのなら、前年の11月には申し込み締め切りという自治体も多いようだ。申し込み書類や日程は自治体によって異なるが、念のため事前に見学に行くのならば、夏くらいには準備を始めておきたいところ。子どもを通わせている友人に話を聞いたり、実際に夕方子どもが帰る時間の通学路を歩いてみるのもいいだろう。日中は人通りが多くても、夕方になると人気がなくなることもある。子どもが一人で帰る可能性を考え、確認しておこう。

 一方、民営の学童は、2年前から受付を行っているところもあるので、子どもが年中くらいのうちから気になるところには見学に行ったり、HPやパンフレットで調べておいたりするのもいい。

 子どもが放課後を過ごすだけといっても、3年間では2000時間近くなる放課後の時間。親がいない間でも、子どもが安心して楽しく過ごし、そしてそこで何かを得ることができたらなおさら親としては嬉しい限り。家、学校に次いで、子どもにとっては過ごす時間の長い「第3の場所」が、学童だ。我が子に合った安心できる「第3の場所」を、じっくりと選びたい。