「私立4:国公立4:インターナショナルスクール2」の多様性

<3.多様な仲間と楽しく過ごす時間の中で経験できる協働・競争>

伸芽´Sの大きな特長の1つが、子どもたちの通学先の多様性だ。地元の公立、私立、国立の他、2割前後がインターナショナルスクールに通う。中学受験を予定する家庭や、私立・国立小学校で内部進学を視野に、成績維持に気を配る家庭も多い。一線で活躍する共働き家庭の割合が高く、利倉部長が注目するのは、ここ数年、説明会や保護者会に、父親の姿も増えている点。夫婦共に子どもの教育への関心や意識が高いことを感じると話す。「お父様の学童のお迎えも、着実に増えています。子育てに、ご夫婦で真剣に取り組んでいらっしゃる印象が強く、私たちも期待に応えたいと一段と身が引き締まります」

社会的な課題であり、貴重な生活環境でもある多様性が、6歳にして与えられる点は、大きな注目ポイントだろう。複数学年共同の時間も大きな刺激になるという。3年生が後輩の見本になろうと自らを律するチャンスは多く、そのタイミングも伸芽´Sでは見逃さない。確実に、1年生や2年生は、先輩の勇姿に近づこうと努力するという。多様な仲間とよきライバル心が芽生えるプログラムも用意されている。例えばGタイムでも、県庁所在地や百人一首などの知識習得はゲーム感覚で競い合ったり、意見交換しながら取り組める工夫がある。よきライバル関係とは、優劣をつけることが目的ではなく、刺激し合える仲間と感じられる競争心だ。そのコントロールにこそ適切な声かけや言葉選びが欠かせないという。校舎対抗の合唱コンクールやスポーツ大会で、同じ校舎で過ごす者同士で熱くなる仕掛けも、巧みに組まれている。

「子どもにとって、先生からの褒め言葉より、友だちに認められることの方がはるかに価値を持つことはよくあります。徒競走、算数、箸の持ち方、友だちへの思いやりなど、その子ごとの個性を認め合える環境は欠かせません。『自分は苦手だけど、あの子も頑張っているからやってみよう』『自分はこれが得意だから、チームのために挑戦しなきゃ』という発想は重要です。だからこそ伸芽´Sの先生やスタッフは、決して点数の良い子だけに注目するようなことはなく、個々の強みや魅力を見つけ、声をかけ、働きかけています」

グローバルに活躍する可能性まで包括し、貴重な3年間の過ごし方のイノベーションを続ける稀有な民間「伸芽´Sクラブ学童」の哲学が見えただろうか。多彩な仲間といるから、親ではなく先生だからできる教育に、興味は尽きない。伸芽´Sで育つ子どもたちは、自分らしいスタイルで将来を担う人間力を、9歳までの3年間に身につけていくだろう。

【TOPICS】2022年4月開校!
ワンストップで運動能力まではぐくむアカデミー

伸芽‘Sクラブ学童は、この9月1日に満を持して埼玉県(大宮)にも開校。地域の働くママ・パパのニーズに応えていく。

また、コナミスポーツ株式会社と提携。スポーツも勉強も習いごとも、全てワンストップで実現できる「コナミスポーツ伸芽´Sアカデミー」をスタートする。その第1号が2022年4月、東京・品川のコナミスポーツクラブ 本店内に開校。放課後、伸芽´S独自の学習習慣を身につけ、同時に運動の習いごとも本格的に両立できる環境となる。中学受験対策もしながら、習いごともあきらめない、まさに文武両道の子どもをはぐくむアカデミーに期待が高まる。個別説明会受け付け中(詳細は下記「品川校」URLから)。

取材・文/岩辺みどり 写真/洞澤佐智子(利倉部長)、伸芽会、PIXTA 構成/太田留奈

■伸芽会についての情報はこちら
■2021年9月開校!大宮校
■コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー 品川校(2022年4月開校予定)
■合わせて読みたい連載記事
生徒急増!伸芽会学童で学習習慣が身につく理由
毎年度、問合せが殺到!伸芽会の学童のヒミツ
受験塾選びまでナビする先進的学童の責任感