1~3年生で、学習習慣・自己管理能力を人生の味方に

<2.独自プログラムとタイムマネジメントで、学び習慣を身につける>

伸芽´Sでは毎日、次の時間割をフィクスしている。子どもたちがほぼそろう3時半からおやつ、4時から学校の宿題タイム、5時からGタイム。各予定のスタート時間厳守が当たり前となると、いかに早く終わらせるか、より長い休憩時間を楽しめるかといった工夫につながり、そのためには真剣に取り組みたいという気持ちが掻き立てられるという。

一人では難しい。しかし、先生の声かけで仲間や先輩が宿題を始める姿がスイッチとなる。集中できる環境として一人1つの学習机が備わるのも伸芽´Sの特長。また、モチベーション維持に遊びが加味されている。Gタイムのテキストは1冊1カ月完了が目安。到達すればポイントやご褒美が用意されている。学校の宿題を終えてやっとGタイムに参加できる。このため、子どもたちは自ら宿題に向かい集中する。「誰にでもやる気が起きない日はあります。その様子を察し、気持ちをフォローするのが先生たちの腕の見せどころ。伸芽´Sにはメインとサブ、2人の担任がおり、先生1人に対して生徒は約10人。責任をもって心に寄り添います。学習の進め方のほか、仲間と協力する課題に適切なタイミングで必要なエネルギーを注ぐためのサポートまで提供できているのです」

3年間続く放課後習慣は、自己管理能力のかけがいのないトレーニングとなる。家族がそろう夕方以降、親が子どもを厳しくマネジメントする負荷も減るだろう。宿題を終えていれば、親子のくつろぎや会話に時間を割ける。利倉部長も「ぜひ、家での時間は親子でゆっくり過ごしてほしい」と語る。