共働き家庭が増えてニーズが高まるとともに急増する民営学童(「先手の民間学童選びで小1の壁も怖くない!」を参照)。子どもの居場所が増えるのはうれしい半面、親として気になるのはやはり、そのクオリティだ。子どもが放課後の長い時間を過ごす場所だからこそ、その内容はしっかり吟味したい。

注目!お受験の名門塾が提供する学童サービス

 そんな中、いま注目を浴びているのが、幼児教育のパイオニアとして定評のある伸芽会が提供する学童教室だ。伸芽会は1956年の創立。以来、幼稚園や小学校受験など幼児の英才教育を行ってきた。そして2011年から、「伸芽’S(しんがーず)クラブ学童」をスタートした(21年現在、首都圏に全17校を展開)。

 「長く幼児教育に携わってきましたが、働く女性の社会進出が進み、保護者から『小学校入学後も安心した環境に預けたい』という声を多くいただくようになりました。キャリアもあきらめず、子育ても完璧に、というのはわがままではないですよね。そんなお母さんを応援し、しつけを含むお子さまの教育と安心した居場所を提供したいという思いから、学童クラブを始めました」。こう話すのは、学童設立に携わってきた伸芽会の利倉常高さん(託児局 次長)。これまでの伸芽会の教育ノウハウを最大限活かせる、小学生の学童クラブを用意してきた。

 「塾は1週間に1、2回しかお子さまを預かれません。これに対して、学童は長時間、お子さまを預かることができます。本来、勉強やしつけは、家庭で行うのがベースになりますが、働くお母さんはなかなかその時間は取れません。学童なら、お子さまを長時間預かって、ご両親の代わりに勉強やしつけを見ることができます」(利倉さん)

 伸芽会が提供する学童は、これまでの「学童」という概念を覆すものだろう。とりあえず放課後を過ごす、のではなく、放課後の時間も子どもたちが学び、刺激を受け、成長できる場所とプログラムを提供しているのだ。

 そこは、経験豊富な先生たちが楽しく学びを一緒に作り出してくれるアフタースクール、放課後の“知の泉”のような場所。子どもたちが知識、体験、経験など学ぶことを全身で楽しんでいる場所だ。そんな伸芽’Sクラブ学童を覗いてみよう。