毎日決まった時間に宿題をやることで、学習習慣の基礎が身につく

 「例えば、宿題は、毎日の学習習慣の基礎です。伸芽’Sクラブ学童が、なぜ学習習慣が身につくプログラムになっているかというと、宿題をやる時間が決まっているからです」(利倉さん)

 実は、小学生の親にとって、大きな悩みの種の一つが毎日の宿題だ。特に低学年の宿題は、音読や答え合わせなど、きちんと親が確認したり、一緒にいて見てあげないといけないものが多い。

 しかし、共働き家庭の場合、公設学童から帰り家に着く夕方には、親も子もぐったり疲れている。そんな中で子どもに集中させ、親もじっくりと宿題を見る難しさは、容易に想像できるだろう。

 そんな宿題を、公設の学童では基本的に自主性に任せているところが多いため、遊び仲間との時間を優先したい子どもたちは、後回しにしてしまう。

 一方、伸芽’Sクラブ学童では、毎日決まった時間――4時から4時45分に、「宿題タイム」を確保している。5分前の3時55分に先生が「準備を始めましょう!」と声をかける。すると、子どもたちは自分でランドセルロッカーから、筆箱と宿題一式を持ってきて机に置く。そして時間が来たら、「起立、気を付け。これから5時間目の宿題タイムを始めます。よろしくお願いします。着席」という号令係の号令で宿題タイムがスタート。一人ずつ、先生に宿題の中身を報告し、先生はその報告を受けて、学校ごとに決められた基準に則って宿題を見ていく。

親にとって悩みの種の音読も、先生がしっかり聞いてくれる
親にとって悩みの種の音読も、先生がしっかり聞いてくれる

 「宿題が少ないときは、残った時間で、習い事の宿題をやったり、伸芽’Sクラブ学童のオリジナルテキストをやったりします。この45分間の『宿題タイム』を、通ってくる毎に繰り返し、時間を変えずに宿題に取り組ませます。そして、お迎えのときに保護者に報告するという形です」(利倉さん)

 1年生の場合、入学したばかりの4、5月は、自分の能力よりも多い宿題が出ることがある。そういうときでも、4時45分になったら宿題を終わり、一旦頭を切り換えさせるという。そして、5時からの『Gタイム』(中学受験の基礎知識を身につける時間、後述)の時間になると、隣の部屋や教室の端に用意された席で残りの宿題をやり、終わったらGタイムの仲間に合流する。

 利倉さんは、1年生でも6、7月ころになると、45分間の中で宿題を終わらせられるようになるという。「この頃から、宿題は45分で終わらせるもの、遅れると良くないという“意識の定着”が始まります。このように、45分で宿題を終わらせることを『当たり前』と思えるようにする――これが学習習慣になるのです」

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□2017年開校 国立校月島校
□2019年開校 池袋東口校学芸大学校
□2021年開校 吉祥寺校・(9月予定)大宮校
□2022年開校(予定) コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー品川校