一昔前に比べて、最近は、よく小さなお子さん連れのママに公共交通機関で会うようになりました。インフラが整い、子育てをしているママ達が子連れで出かける機会が増え、いろんな親子に出会う機会が増えたからなのだと思います。昔は小さな子どもを連れて遠出するなんて、なかなか考えられない時代もありました。
私も「かわいいですね」と電車で声をかけ、しばし赤ちゃんとの時間を楽しませていただくことがありますが、逆に、ママが大きな声で子どもを叱りつける様子も見かけるようになりました。心地よい言葉と心地悪い言葉の両方を、耳にするようになり、子育て学協会では「言葉かけ教室」を開催して、子どもの人格形成に影響を与える言葉の大切さを伝えています。
今日は、そんな「言葉がけ」についてお話ししたいと思います。
パパ・ママという立場で使う「親ことば」
立場、役割によって使う言葉は変わってきます。教鞭を執らせていただくときの私と、家族といるときの私とでは、使う言葉が異なります。皆さんもきっと無意識のうちに「自分の見せ方」に合わせて言葉や話し方を変えているのではないでしょうか。
では、「親ことば」は使えているでしょうか? 実は、父親、母親という立場で使うべき言葉があります。そのとき、その瞬間、どんな言葉を子ども達にかけるのか。大人が無意識にかける言葉によって、子ども達の習慣だけでなく、人格が形成されています。
次ページから読める内容
- 保育現場で一番大切にしてきたのは「言葉です」
- 具体的に伝えるだけで「言うことを聞かないストレス」は減る
- 自分の親が使っていた言葉を無意識に使っている
- NG言葉を丁寧で優しい言葉に言い換える
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