日経DUALから、「保活」に役立つムック「保育園に入りたい!2016年版」が発売されました。
複雑な保育園の種類を整理して説明するほか、園見学や申し込みの方法、待機児童になってしまった場合の次の一手、ママの仕事復帰で準備すべきことなどについてもやさしく解説。保活ビギナーのママ&パパだけでなく、出産を控えた同僚や後輩へのプレゼントに最適です!
今日と明日で、本の中身を4回にわたって掲載していきます。今日は第1章から、「0歳児入園を狙う場合の保活年間スケジュール」を紹介します。保活中の方、これから保育園を探す方、ぜひご一読ください!
誕生月によって入園への道のりが違ってくる 保活年間スケジュール
保活をいつ始めればいいのか、迷いますよね。入園が厳しい地域では、保活の時期が早まっています。
0歳児入園を狙う場合のスケジュールを立ててみました。
保育園は一年を通して随時、入園を受け付けています。
ただし、大規模な募集があるのは卒入園・進級の時期に当たる4月。年度途中は空きが出ないと入園できません。よって、待機児童が多い自治体では、4月が入園の最大のチャンスとなります。
認可保育園に4月入園の申し込みをする場合、前年の10~11月あたりから書類配布、受け付けが始まります。締め切りは11~12月ごろで、発表は2月ごろ。こうした受付期間や締め切りは自治体によって異なりますので、役所への確認が必要になります。
0歳児は定員枠の全員が新規募集です。そのため、欠員や増員分の募集である1歳児に比べると入りやすいといわれています。待機児童が多い自治体では1歳入園は特に競争率が高く、ママが仕事の復帰時期を早めて0歳入園を目指すケースも少なくありません。
早生まれは自治体の対応と受け入れ可能月齢を確認
さて、子どもが何月に生まれたかによって、入園までの道のりは違ってくるのでしょうか?
答えはイエス。例えば5月生まれなら、秋からの申し込みに合わせ余裕を持って入園・復職準備を進められますが、1月生まれは誕生前に4月認可入園に向けた申し込みが始まり、もし入園が決まればママは産後3カ月ほどで復職しなくてはならないなど、慌ただしくなります。
1月などの早生まれで0歳での認可入園を目指す場合、自治体が妊娠中の申し込みを受け付けているかなど、申し込み環境が整っているかを確認しましょう。また重要なのは、4月1日時点で園の受け入れ可能月齢に達していること(園によって異なる。生後43日や57日から可能なところも)。条件に合わなければ、次の年度に1歳での申し込みとなります。認可に入れなかったときのための認可外探しも視野に入れましょう。
早くから認可外に子どもを預けていると、入園申請の際に調整指数の加点を得られます。認可外では妊娠中から予約できる園が多く、年度後半ほど定員が埋まっていくことを考えると、誕生月を問わず、早めに動き始めるのがお勧めです。
(写真/吉澤咲子)