タレント、二児の母、そしてインターネット放送「ホリプロ保育園」で園長として活躍する安田美香さんが、子育てに役立つかもしれないモノやサービスを実際に試してみる『ホリプロ保育園DUAL出張所』。今回のゲストは、ふたたび「一般社団法人i-oh-j」代表理事、医師の良雪先生。そして、東芝の炊飯器の中でも最上位機種の「備長炭かまど本羽釜」をお試ししました!

子どもの急な発熱――慌てないで! まずやるべきことは?

 「あなたはひとりじゃない。」をテーマにつながる番組、『YouTubeホリプロ保育園』。子育てに携わる多彩なゲストをお招きし、園長・安田がお話をうかがっています。

 今回の「ホリプロ保育園」ゲストは、医師の良雪 雅(りょうせつ まさし)さんがご来園!

 良雪さんは、総合診療科の医師として数多くの患者さんを診察しながら、「一般社団法人 i-oh-j」代表理事として、医師の確保と住民の啓発により、地方の救急医療の再生を目指す取り組みをされています。今回は、前回の熱中症対策に引き続き、「子どもの急な発熱への対応の仕方とは?」を教えていただきました!

>>【熱性痙攣・初めての発熱に!こどもの発熱に関してお医者さんに聞いてみた】動画をご覧いただけます<<

安田:子どもの平熱は大人より高めですが……何度以上で「熱が出た」と判断してよいのでしょうか?

良雪さん:個人差もあるのであくまでも目安ですが、「37.5度以上」が発熱の目安になります。ただし、“着込んでいた”“暖房の間近にいた”などで体温が上がっていることもありますので、まずは「本当に発熱なのか?」を確認しましょう。熱の高い・低いにかかわらず、「明らかにいつもと様子が違う」「脱水がある」「生後3ヶ月以内の発熱である」「初めての痙攣が起きた」などの症状が出た場合は、危険なサインですので、救急病院へ行ってください。

安田:「熱性痙攣」が起こると慌ててしまいますが、どのように対処したらよいのでしょうか?

良雪さん:まず何より、落ち着くことです。大声をあげてゆすったりせず、お子さんの服の前ボタンをはずしてゆるめて、顔を横にむけます。指やタオルを口にいれないでくださいね。2~3分でおさまるので、その後、電話で地域の医療機関に問い合わせをしてください。もし5分以上続いていれば、迷わず救急車を呼びましょう。

安田:発熱時、自宅でのケアは、何をしたらよいのでしょうか?

良雪さん:基本は、水分補給とクーリング(冷やすこと)です。経口補水液などをちびちび少しずつ飲ませ、首、脇、足の付け根を冷やしてあげてください。解熱剤は、熱が上がりきったときに使うようにしましょう。手足が冷たければ、まだ熱が上がっている途中ですので、手足が温かくなって熱が上がりきってから、投薬してください。

安田:解熱剤を入れても、「効きが悪いなあ……」と感じるときもあるのですが?

良雪さん:解熱剤は、0.5度~1度でも熱が下がれば「薬が効いている状態」です。平熱まで一気に下げてくれるものだと思っている親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、0.5度~1度でも熱が下がってくれば効いていますので、慌てて救急医療にかからなくても大丈夫です。そのまましっかりと様子をみていただければと思います。

「子育て家庭向き」の炊飯器ってあるの?! 家電の達人に聞いてみた

 そして……今回の子育てグッズのお試しは、「炊飯器」です!

 真夏にエアコンが壊れ、慌てて購入した安田家……(涙)。

 なんと今度は、「ボン!」と音を立てて、炊飯器が壊れてしまいました(涙)。

安田:……と、戸井田さーん! 助けてくださいーっ!

 というわけで今回も、日経DUALで「賢く買いたい! 共働き「必携」家電の選び方」連載中の家電の達人・戸井田園子さんにお話をうかがいました。