特にしっかり貯め、増やしておきたいのは「夫・独立タイプ」
働き方やライフプランがある程度、勤務先の都合で決まってしまう会社員と違い、自分の裁量が求められるのが「夫・独立タイプ」です。「お金の増やし方・使い方」についても、このタイプは特に注意が必要です。
夫独立タイプは退職金がなく、また早く会社を辞めてしまうことで厚生年金も少なくなります。「一方で、元気でやる気があれば、年をとっても長く働けるので、老後の収入を増やせるというメリットもあります」と、FP法人ガイアのプライベートFP(ファイナンシャル・プランナー)・新屋真摘さんは言います。
「ただし、独立すると仕事とプライベートの区別があいまいになり、車の維持費や外食代などまで経費で落としているケースがあります。仕事を辞めてしまうと経費が使えなくなるので、同じ生活レベルを保とうとすると、引退後の生活費が高くなるという可能性があります。今のうちから無駄な出費を増やさないように習慣付けるとともに、国民年金基金などを利用して老後資金を増やしておくと安心です」(新屋さん)
退職金がないことに対しては「小規模企業共済や、個人型確定供出年金などで積み立てをするという方法がある」と、ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんは言います。
「小規模企業共済も個人型確定拠出年金も退職金代わりになりますし、節税にもつながります。早いうちから積み立てておくことをオススメしたいです」(前野さん)
このほか、独立すると住宅ローンの審査が通りにくいというデメリットもあります。
「将来独立する予定がある人は、独立前に住宅ローンを組んでおいたほうがよいでしょう。また、病気などの理由で働けなくなった場合に収入が途絶えてしまうリスクが高いので、保険でしっかりカバーしておくと安心です」(新屋さん)
次に注意したいのが、「妻パートタイプ」です。
次ページから読める内容
- 「妻パートタイプ」は、家計を上手にコントロールして老後資金作りを
- 大きく出費を減らすために見直すべきは、「生命保険」
- 高収入タイプが3~4%で投信積み立てすれば、61歳時の貯蓄は7500万円に
- 中小企業勤務や独立起業タイプは、個人型・確定拠出年金を
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