DUAL読者を対象に行った子どもの歯に関するアンケートでは、子どもの歯並び・かみ合わせに対する親の意識の高さがうかがえました。子どもの歯列矯正経験者は全体の29.3%を占め、そのうち「治療に満足している」と答えた人は58.3%でした。
 また、歯列矯正に関して多くの質問も寄せられました。「子どもの矯正の相談をしたいけれど、漠然と近所の歯科医院を選んでいいものか?」「矯正専門歯科と小児歯科どちらがいいの?」「費用の相場や一般的な料金体系は?」……。特集最終回となる今回は、それらの読者の質問に日本小児歯科学会広報担当理事の奥猛志先生が答えていきます。

【子どもの虫歯、歯列矯正特集】
(1)75%が仕上げ磨きを実践 嫌がる子にどう歯磨き?
(2)一生の虫歯リスクは3歳までに決まる<乳歯編>
(3)虫歯の2大要因は「清掃不良」と「ダラダラ食べ」<永久歯編>
(4)歯列矯正「3・6・8歳」で歯並びチェックを
(5)子どもの歯列矯正、病院選びのポイントと費用の相場 ←今回はココ

早い段階から治療を始めるメリットは複数ある

Q. 子どものうちから歯列矯正を行うメリットは?

A. 子どもの成長発育を利用して、上下の骨格のバランスを整えることが可能になります

 早い段階から治療を始めれば、子どもの顎の成長を利用して、顎を広げるなど骨格のバランスを整えることが可能になります。乳歯の時期の反対咬合でも、骨格性ではない軽症の場合なら、マウスピースタイプの装置を上手に使うことで、比較的早期にかみ合わせが改善することもあります。

 また、歯の生えるスペースを確保することで、歯を抜かないで済む可能性が高くなり、永久歯の先天性欠如や埋伏などを早期に発見して対処することも。定期的にお口の管理をすることで、虫歯予防にもつながります。

 さらに、近年、口呼吸が歯並びやかみ合わせだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことが分かってきています。幼いときよりそしゃくや嚥下機能を高めることや、口唇を閉じて食事をするよう指導することで、口呼吸を改善することができ、歯並びやかみ合わせの異常を予防したり、正常な咬合が得られたりする場合があります。

<次ページ以降の質問>
Q. 矯正歯科を選ぶポイントを教えてください
Q. 「矯正専門歯科」と「小児専門歯科」、どちらを選べばいいの?
Q. 子どもの歯列矯正にかかる費用の相場は? どんな料金体系が多い?
Q. 歯列矯正は失敗することもあるの? その原因は何?

次ページから読める内容

  • 病院選びで活用したいチェックリスト 
  • 矯正治療は基本的に自費診療。医院によって料金は異なる
  • 歯列矯正がうまくいかないときもある?

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