いざ、職場復帰をしてみたら、子どもは病気をして保育園を休みがち。自分は仕事と育児と家事でいっぱいいっぱい。どれも中途半端でパートナーともケンカばかり……。でも仕事を頑張らないと職場からは見放されるし、手を抜くこともできない。

 重い罪悪感を抱えて「こんなんじゃ続けられない!もう無理!」と追い詰められてしまう人もいるのではないでしょうか。

すべてを頑張ろうと思っても、時間的に無理なもの

 そもそも、子育てしながら仕事をすると、やるべきことがあまりにも多く、どんなに頑張ろうと思っても、完璧にはできないもの。「全部自分でやらなきゃ」という目標は、時間的に、体力的に達成するのは難しいのです。

 まずは、子育てをしながら働くことの、いい面について目を向けてみませんか。子どもがいることの誇り、頑張っているからこそ収入があること、収入があるからこそ、子どもに与えてあげられるチャンス……。そう考えると、少し元気が出てきませんか。

 それでも、自分がダメになりそうなときは、「過労」という理由で思い切って有休を取り、自宅で1日ゆっくり休みましょう。そしてお金を出して、子どもを1日預かってもらい、気分転換に出かけてリフレッシュするのもいいでしょう。

夫に比べて私だけ大変! たまにはぶつかり合うことも必要

 子どもを預けて働き始めると、保育園のお迎えや、熱が出たときの呼び出しは、ママが対応することが増えます。家事の割合もママが多くなるので「夫に比べて、私は何倍も大変!」とイライラしてしまうこともあるでしょう。

 でも、この傾向はどの家庭でもあるもの。家事や育児が夫婦でどれくらいの割合であれば納得がいくのか、具体的に考えてみましょう。極端ではありますが、例えば子育てと家事のすべてを夫がしてくれて、自分は仕事だけすることが幸せだと感じるでしょうか。もしそうでなければ、子育てと家事のどれくらいの割合を分担したらいいのか、具体的な内容に落とし込んで夫と話し合ってみてはいかがでしょうか。