写真を保存できるストレージサービス

 ネット上にファイルを保存するには、主に以下のようなサービスがあります。どれも、iOS・アンドロイドともに使えるアプリが用意されています。

■Dropbox
 クラウドの定番。無料で2GBから保存できる。友人への紹介などにより容量を増やせる特典も。容量が少ないので写真をすべて集約して保存する目的には向かない。利用には既存のメールアドレスが必要。

■OneDrive
 無料で15GBまで保存できる。ただし、2016年初頭から無料の容量が5GBになる予定。利用にはマイクロソフトアカウントが必要。

■Googleフォト
 16メガピクセル以下で保存する設定を選べば、保存可能な容量が無制限になるので、ネット上に写真を集約する目的に最適。利用にはGoogleアカウントが必要。

ここでは初心者でも使いやすいDropboxを紹介します。OneDriveも使い方は似ています。画面はiPhoneです。

スマホからDropboxに写真を保存する

 スマホに、Dropboxのアプリをインストールしておきます。

 同時に、メールアドレスとパスワードを登録します。もし、パソコンや他の端末でもファイルを利用したい場合は、登録したパスワードを忘れないようにしてください。当たり前のようで、意外に忘れる人も。

 スマホからDropboxに写真を保存するには、(1)のアイコンをクリックし「ファイル」画面を表示した後、右上の「○○○」(2)をタップし、「ファイルをアップロード」を選択(3)。現れた選択肢から「写真」を選びます。

 Dropboxに保存したい写真を選択して「アップロード」。

 「最近」画面で、ファイルを保存した順に見たり、「写真」画面で、撮影した時系列で見たりできるのは便利です。
 なお、「カメラアップロードをオンにする」を有効にすると、スマホで写真を撮影するたび、自動的にファイルがアップロードされるようになります。他のクラウドサービスでも同様の機能がありますので、好みのサービスを選んで使うと良いでしょう。

 ちなみに、これらのファイルをパソコンでも利用する場合は、https://www.dropbox.com/からパソコンにソフトをインストールします。インストールすると、エクスプローラ内に専用のフォルダがつくられ、自動的に同期されます。一見、普通のパソコンのフォルダのように見えますが、内容はスマホから見るDropboxと同じになるのです。

 この画面を見れば、他の同期サービスも同様に、エクスプローラで扱えるフォルダがつくられるのがわかります。複数のサービスを一緒に使えるので、目的によって使い分けができます。

 撮りためた思い出を安全にバックアップして、快適なスマホライフを楽しみましょう!

(文・写真/林奈々)