秋を迎え、中学受験を控えた小学6年生にとっては、最後の追い込みとなる冬休みが見えてきました。冬休みに突入すれば、本番まではあと40日。「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と気持ちが焦るかもしれません。でも、冬休みはわずか2週間。その間に何をするのがベストなのか、中学受験に詳しいSS-1代表の小川大介先生に伺います。小学校低学年~5年生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さんも、数年後には“自分事”かもしれません。ぜひご一読ください。

状態が良ければ“不得意”対策を。自信が持てなければ“得意”を伸ばして

小川大介先生
小川大介先生

 夏休みが過ぎ、9月からの合否判定テストを3回受け終えるころには、受験生が志望校を決めるタイミングが訪れます。第一志望校に向けて“腹をくくる”時期だと言えます。

 本番まであと少しと思うと、やり残していることがいっぱいで、気持ちが焦ってしまうかもしれません。「でも、6年生の冬休みは知識を詰め込む時期ではなく、入試本番までにどう仕上げていくか、どの分野や問題に自信を持つ状態にしていくかなどを形にしていく時期です」と小川先生。

 「ですから、冬休みの時点で、その子がどのレベルにいるかによって対策は違ってきます」と言います。

 「ある程度、いい状態までできあがっている子であれば、冬休みは自分にとっての“穴”を潰す時期です」

 「逆にまだ自信が持てていない子は、自分の武器にできる得意分野をより確実なものにし、その分野が出たら必ずや得点を積み上げられるようにする学習に切り替える必要があります。つまり、合格を意識した学習にシフトしていくのです」

 「ところが実際は『まだ自信がない』という子のほとんどが、冬休みも苦手分野の克服に時間をかけようとしてしまいます。わずか2週間の冬休みに、苦手分野すべてを克服することなど到底できません。この時期は、確実に点を取れる分野や問題を増やし、できない分野や問題は捨てる覚悟を持つことも必要なのです」

 「冬休みを迎える前に、自分が今どんな状況で、どちらの対策を取るのがベストかを考えてみましょう」

 次のページでは「苦手な問題や分野の具体的な見極め方」を説明します。

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 11月初旬発売予定で、現在予約がスタートしている書籍『中学受験 基本のキ!』(日経BP社)では、「受験直前の6年生がやるべきこと、そしてその親がやるべきこと」を詳しく紹介しています。また、「受験はまだ遠い」と思いがちな、小学校低学年~5年生のお子さんと親御さん向けの情報も満載です。ぜひ参考になさってください。

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著者/西村則康・小川大介
価格/1620円(税込み)

【第1章】 わが子に中学受験をさせるか否か?
【第2章】 中学受験のパートナー 塾との付き合い方
【第3章】 受験生 普段の勉強と、長期休みの戦略的な活用方法
【第4章】 男女御三家と早慶付属校の最新問題傾向
【第5章】 2015年度 中学受験ニュース
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次ページから読める内容

  • テスト結果から、自分の得意と不得意を見極める
  • 6年生の冬期講習は志望校対策が中心。成績が一気にダウンした子は別対策を

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