お正月を挟み、気が緩みがちな冬休み。だからこそ、目標を立てることが大事
冬休みは期間が短いうえに、間にお正月休みを挟むため、実際勉強に集中できる日が限られています。期間の長い夏休みであれば、多少、中だるみしても立て直すことができますが、冬休みはそうはいきません。
「冬休みを有意義に過ごせるかどうかは、秋のうちに冬休みの目標を明確に立てられるかどうかにかかっています。『冬休みが終わったときに何ができるようになっていたいか?』『各教科、どのくらいできるようになっていたいか?』といった目標を冬休み前に決めておけば、ついダラダラと過ごしてしまいがちな冬休みを、有意義なものにすることができるでしょう」
「冬休みの過ごし方で、特に意識したいものに、1月上旬に実施される模試があります。この模試は、4・5年生にとっては、次の学年のクラスを決める大事なテスト。このテストの結果によって、次の学年をどんな立ち位置で臨めるかが決まります」
以前の記事「中学受験 大手塾の入塾テストを甘く見ると後悔する」でもお伝えしましたが、大手塾は上位クラスに入れる子どもほど、受験に有利になる仕組みになっています。そして、一度クラスが決まると、上位のクラスに移るのは大変であることも説明した通りです。
「つまり、年明けの模試の結果で、今後の受験勉強が決まってくるのです」
では、各塾では冬休みにどんな学習をするのでしょうか?