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中学受験 小4・5年冬休みは1月のテストを意識

その後の受験勉強を大きく左右する、1月のテストに照準を合わせる。転塾するなら、4年の冬までに

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以前の記事「小4・5年 中学受験を希望するなら夏休み前必読!」では、大手中学受験塾に通う4・5年生の夏の過ごし方について紹介しました。では、今回は冬休みの過ごし方について解説していきましょう。中学受験専門の個別指導塾SS-1代表の小川大介先生にアドバイスしていただきます。

お正月を挟み、気が緩みがちな冬休み。だからこそ、目標を立てることが大事

小川大介先生
小川大介先生

 冬休みは期間が短いうえに、間にお正月休みを挟むため、実際勉強に集中できる日が限られています。期間の長い夏休みであれば、多少、中だるみしても立て直すことができますが、冬休みはそうはいきません。

 「冬休みを有意義に過ごせるかどうかは、秋のうちに冬休みの目標を明確に立てられるかどうかにかかっています。『冬休みが終わったときに何ができるようになっていたいか?』『各教科、どのくらいできるようになっていたいか?』といった目標を冬休み前に決めておけば、ついダラダラと過ごしてしまいがちな冬休みを、有意義なものにすることができるでしょう」

 「冬休みの過ごし方で、特に意識したいものに、1月上旬に実施される模試があります。この模試は、4・5年生にとっては、次の学年のクラスを決める大事なテスト。このテストの結果によって、次の学年をどんな立ち位置で臨めるかが決まります」

 以前の記事「中学受験 大手塾の入塾テストを甘く見ると後悔する」でもお伝えしましたが、大手塾は上位クラスに入れる子どもほど、受験に有利になる仕組みになっています。そして、一度クラスが決まると、上位のクラスに移るのは大変であることも説明した通りです。

 「つまり、年明けの模試の結果で、今後の受験勉強が決まってくるのです」

 では、各塾では冬休みにどんな学習をするのでしょうか?

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【第1章】 わが子に中学受験をさせるか否か?
【第2章】 中学受験のパートナー 塾との付き合い方
【第3章】 受験生 普段の勉強と、長期休みの戦略的な活用方法
【第4章】 男女御三家と早慶付属校の最新問題傾向
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