ロケットの打ち上げ音は、なんとジェット機50機分

 次にスライドに出てきたのは、宇宙に行くために欠かせないロケットでした。そして話題はロケットの音の話へ。

 日本のロケットは、鹿児島県にある2つの発射場、種子島宇宙センターと内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられています。宇宙兄さんズが用意したのは、種子島宇宙センターから3km離れた地点から撮影された、ロケット発射の映像と音。ゴゴゴという地響きは徐々に大きくなり、体ごと揺らされるような爆音になりました。

 ロケットの打ち上げ音は、なんとジェット機50機分! ロケットの部品や積み込まれる荷物は、この音(振動)に耐えられるように、きちんとチェックがなされているそうです。

 また、打ち上げ音を少しでも和らげるため、発射台の下には水がためられています。ロケット打ち上げの際に白い煙が出ますが、あれは水が噴射炎に当てられて水蒸気になったものなのだそうです。

 最後に、宇宙兄さんズから、会場のみんなにメッセージが送られました。

「昨日の夢は今日の希望となり、やがて明日の現実となる」

 宇宙へ行くことはかつて、人類の夢でした。昔の人がその夢を持ち続け、かなえるために努力したからこそ、それが現実になったのです。「だから、みんなも夢を持ち続けて、いつかかなえてほしい」。

 会場は拍手に包まれ、最後に記念撮影して終了。子ども達は「ロケットの音がすごかった」「打ち上げのときの煙が水蒸気と知ってびっくりした」と、目を輝かせていました。

最後に宇宙兄さんズと記念撮影。楽しくためになる公演でした
最後に宇宙兄さんズと記念撮影。楽しくためになる公演でした