管理職昇進を断った理由の第1位「長時間のハードワーク」

 一番多い答えは、「長時間のハードワークが求められ、子育てしながらでは無理だと思うから」(81.0%)でした。続いて「自分の能力で務まるか自信がないから」(33.3%)、「ママで管理職になったロールモデルが社内にいないから」(23.8%)という意見が上がっています。やはり、最大のネックは長時間労働と子育てを両立できるのか、という不安であることが浮き彫りになりました。子どもの突然の発熱やケガなどの突発事項に加え、職場で起こり得る突発事項に自分が責任を持って対応できるのだろうかという不安が、管理職昇進に消極的になる大きな理由のようです。

 それを裏付けるように、今後「管理職になってみようと思う条件」という質問項目では、多い順に「長時間労働を求められない」が90.5%、「子育てしながら管理職を務めることへの職場の理解・サポートがある 」が66.7%、「研修など、管理職に必要なスキルを磨く機会が用意されている」が33.3%という回答が並びました。ちなみに、「どんな条件が加わっても管理職にはなりたくない」という人も9.5%いました。

 また、「今後、管理職を打診されたら受け入れるか?」という質問をすると、「条件次第」が最多で34.4%。「はい」と「いいえ」の割合がそれぞれ26.7%でした。条件が整えば管理職を引き受けたい、という人を含めると、61.1%が「受け入れる」と答えています。

* 次回は、プロフェッショナルスキルを持つ女性に特化した人材会社Warisの小崎亜依子さんに、普通のママが管理職になっていく時代に、知っておくべき基礎知識について伺います。また、特集の第3~4回では、アンケートで読者から集まった「現役・ママ管理職への質問」に対し、現役のママ管理職がズバリ答えます。ご期待ください。

ママになって以後、管理職昇進の打診を受けたことがあるのは38.8%。昇進を引き受けたのは、そのうちの61.4%だった(画像はイメージです)
ママになって以後、管理職昇進の打診を受けたことがあるのは38.8%。昇進を引き受けたのは、そのうちの61.4%だった(画像はイメージです)

(取材・文/日経DUAL編集部 小田舞子、イメージ画像/鈴木愛子)