●「子どもを寝かしつけたら抜き足差し足でリビングに移動し、座布団を敷いて会話も時間も最低限で黙々と行う」(32歳女性、卸売・小売業・商業、営業・販売)

 共感できる人も多いのではないでしょうか。寝室には子どもがいるから別の場所で、と回答した方は非常に多かったです。ただ、大の大人が夜な夜なそろって“抜き足差し足”で移動している姿はちょっと面白いですよね。また、こういう場所を選ぶ人も。

●「お風呂で。汚れ物も出ないし」(35歳女性、その他)

 非常に合理的(笑)。音が響いてしまうんじゃないかと、余計な心配をしてしまいます。また、こんな努力をする夫婦も。

●「当然、寝室に子どもを置いてリビングでするのですが、そのとき、寝室のドアのところにいくつか障害物をセットしておいて、起きてもパジャマを着る時間くらいを稼げるようにしています」(35歳男性、コンサルティング、経営者・役員)

 一体どんな障害物なんでしょうか。見てみたいです!
 一方、“寝室派”の夫婦にはこんな努力もありました。

●「子どもが疲れるような遊びを特に意識して日中を過ごす」(33歳女性、コンサルティング、その他)

 当然、子どもが寝た後を狙う夫婦が多いのですが、そこには“途中で起きない”ための努力が必要です。それを昼間から意識して行うとはまさに用意周到ですね。また、子どもの特徴によっては、その逆を狙う夫婦も。

●「子どもと寝室が一緒だったときには、別の部屋(脱衣所とかお風呂場のときも!)に移動していました。また、子どもは朝寝坊をすることが多いので、必然的に朝が多くなります」(40歳女性、教育・教育学習支援関係、研究・開発)

 なるほど! 確かに子どもによっては朝が弱いタイプの子もいますよね。子どもの特性に合わせるというのも夫婦の努力の一つなのかもしれません。さらにはこんな強者も。

●「まだ子どもが0歳のとき、夫婦の営みの最中に起きてしまい、おっぱいを求めてきました。とはいえ、二人とも盛り上がっていたので、妻は結局授乳しながら最後まで続けました。妻はすごいと思いました」(45歳男性、放送・広告・出版・マスコミ、編集・編成・制作)

 これはかなり特別な例だと思いますが……、とにかく夫婦の愛優先なんですね。

女として、男としての努力

 夜のコミュニケーションに臨むにあたって準備をしたいという女心は、年齢に関係ないもの。実際にこんな回答もありました。

●「出産して一時期少し太ったので、ダイエットをした。おなかがたるんでいたら萎えると思ったので。平日昼間に時間を設けて、二人でホテルに行った。指定日を決めて、仕事の持ち帰りなどをなくし、子ども達の寝かしつけを夫婦共同で行った」(39歳女性、通信サービス、企画・調査・マーケティング)

 特に出産を経て体型の変化を気にする女性は多いと思います。アンケートの結果では、「パートナーに直してほしいところ」という問いに対して、男性で「体型」と答えた人は23%に過ぎません。大半の男性はそこまで体型のことを気にしていないという実態もあるようですが、相手がどうということではなく、「女性として準備しておきたい」という思いが見え隠れする部分だと感じます。

 では、男性側はどんな準備をしているのでしょうか。