約半数が、パートナーと「夜の営みに対する考え方が違う」
約半数の人が、パートナーと「夜の営みに対する考え方が違う」と回答。では、どのように違っているのかというと…
夫婦間で営みについて話し合った人は4割弱と少なめ
単純に性欲を満たすためだけではなく、夫婦間の大切なコミュニケーションとして位置づけているにもかかわらず、営みの頻度が低いことや、その方法、内容など、夫婦間でわだかまりを抱えている様子がわかりました。それでは、夫婦間でそうしたテーマについて話し合いの場を持ったことがあるのでしょうか。
53.1%の人が「話したことがない」と回答。お互いに不満はあっても、夫婦の営みに関しては、半数以上の人が話し合って解決しようとは思わないようです。
営みをしない理由は、男女ともに「疲れ」「気持ちが乗らない」が多数
いざ、パートナーからのお誘いを受けても、断ってしまったことがあるのは圧倒的に女性が多数でした。
断った理由は男女ともに「気持ちが乗らなかった」が約6割、「疲れていた」が7割強(複数回答)。「子どものことが心配だった」は女性の17.2%が回答していますが、男性はなんと0%! 記述回答では「営みをするにはまず、子どもをどうにかしてからしたい」「子どもに気づかれたくない」という女性側の回答が目立っていました。
また「パートナーに腹が立っていてしたくなかった」は女性が25.1%、男性が19.0%もあり、夫婦間の育児・家事といった生活面でのパートナーシップが営みにも影響している様子がわかります。
アンケート結果からは、総じて、夫婦の営み自体を「コミュニケーション」の一部として大切に考えていることがわかりました。ただ、「もう一人、子どもが欲しい」と思っていても、実際はセックスレスという現実。そこには、男女ともに「仕事や育児で疲れていて、それどころではない」と、育児、仕事、家事でクタクタになっている様子がうかがえました。また、「子どもが隣で寝ているのにそんな気持ちになれない」「営みに対し、妻は子づくりのため、夫は快楽のため」といったさまざまな要因や夫婦間の相違が潜んでいることがわかりました。
次回は専門家のアドバイスや、より具体的な読者の声を吸い上げながら、夫婦の営みについての実態をより深く探っていきます。
(ライター/飯田麻衣子 図デザイン/Coccoto 鈴木裕美子)