9割の人が「子どもが生まれて、営みが減った」
夫婦の営みに関しては、87.8%の人が、子どもの誕生をきっかけに回数が減ったと回答。具体的なきっかけとしては、女性で多かったのは「子どもが生まれてから」、次いで「妻(自分)が妊娠してから」。それに対し、男性も「子どもが生まれてから」が断トツですが、以降は「妻が妊娠してから」、「妻が職場復帰してから」、「妻が忙しくなってから」などに回答が分散する傾向がありました。
女性は体やライフスタイルの変化が、営みの減少の主なきっかけになるのに対し、男性は女性側の時間的、精神的余裕のなさに影響を受けていることがわかりました。
また、夫の育児・家事貢献度の低さによるがっかり感や、出産後、妻が夫に性的な興味を持たなくなってしまったことなど、営みが減ったきっかけがうまく修復できずにこじれてしまい、夫婦間の深い溝ができてしまうケースも見受けられました。
夫婦の営みが減ったことによる女性側・男性側の本音コメントは次のように集まりました。
営みの目的は「夫婦のコミュニケーションとして」が約7割と圧倒的!
欲求を満たすだけ、あるいは愛情を確認するためだけではなく、男女ともに夫婦間の「コミュニケーション」として営みを位置づけている人が7割以上(複数回答)と多数でした。
男女を分けて詳しく見てみると、大きな違いがあるのは、「純粋に欲求があるから」という回答。男性64.4%、女性37%と大きな隔たりがありました。お互いに求め合って営みを行う場合と、相手に求められて仕方なくしている場合があるという現状が浮き彫りになり、夫婦間の温度差が感じられます。「妻が拒否するので、自分もする気が起きなくなってしまった」(34歳男性、営業職)という人も。
また、男性の81.6%、女性の56.0%が、夫婦の営みを「積極的にしたい」「どちらかというとしたい」と回答。反対に「したくない」「どちらかというとしたくない」と回答した男性が13.8%、女性が36.7%でした。
そして、夫婦の営みへの満足度は、100点満点で男女合わせて、平均56.3点。男女別では男性55.3 点、女性56.5点でした。
ただ、夫婦の営みに関して、夫婦間で考え方が違うと感じている人が多いようです。具体的にアンケートの回答を見ていきましょう。