地域作りに携わるようになればホンモノ

 ちょっと近所にパパ友でも作ろうかと始まった集まりは、最初の一歩ではありますが、まだ本当の意味での地域活動ではありません。地域を自分の居場所にしたいのであれば、単にパパという共通の立場の男性だけで集まって楽しむのではなく、地域の様々な人達と交流を持つ必要があります。

 定年退職した男性達も、最初は自分達の抱える虚無感の解消を目的に活動を始めたわけですが、近隣の大学の音楽サークルが開催する演奏会の設営を手伝ったり、地域の清掃ボランティアに参加したりするなど、活動の幅を徐々に広げていきました。面倒臭いと思うかもしれませんが、地域に自分の居場所を見つけるということは、自ら積極的に地域作りに携わることで実現していくものなのです。

 もちろん地域活動を頑張りすぎる必要はありません。定年退職者の方々がそうしていたように、仕事で忙しいパパ達にとっても、適度な柔軟さと緩やかさが地域活動を継続していく上でのキーワードです。ぜひ自分達のペースで地域活動に参加して、会社以外の生活の場を発見してみてください。