「生活の質を上げたい」という夫婦の願いが叶った
良介さん 2009年からお世話になっているFP会社さんで、最初に「夫婦の夢を書き出して、それらを実現するにはお金がいくら必要で、そのためにはどう投資すればよいか考える」ためにあるシートに2人で記入しました。夫婦別々に書いたのですが、共通していたことの一つが「大きなリビングの家に住みたい」だったんです。
洋子さん 当時は子どももいなかったので、純粋に2人がかなえたい夢を書いていたんですよね。「毎年海外旅行に行きたい」とか。
良介さん 時間がたった今見返してみると、ずいぶん私利私欲にまみれてますよね(笑)。あのとき「夢」として書き出したものの中には、既にかなっているものも多くあります。例えば、「子どもが欲しい」とか「家を買いたい」とか。
「生活の質を上げたい」というのもかなっていますね。あのときは「食べるものも着るものも、無駄なものを買わず、本当に納得できたものだけを買いたい」という思いが強かったですね。「自分達のこだわりをきちんと持つ」というのも目標にしていたので、今はそれも満たしているなと感じます。
洋子さん 本や洋服、靴、パソコン、食器雑貨など、家の中の物がとにかく多かったんです。一応収納することはできているけど、持っているもの全部を把握できていないほどでしたから。
良介さん たくさん買っているつもりはないけど、捨てられない。私なんて、かれこれ20年くらい着ているトレーナーがあったり(笑)。
洋子さん 中学時代の洋服もあるもんね(笑)。
良介さん このパーカーのペンも22年くらい前に買ったもの。今は妻が使っていますけど、二人とも“捨てられない病”なのかもしれません。
洋子さん 賃貸から賃貸へ引っ越ししたときに持ち物をかなり処分したのですが、それでもまだたくさんあって。昨年マンションを買って引っ越したときに、さらに処分しました。今は65平米くらいなのですが、子どもの遊べるスペースもあり、置いてあるものも厳選できてかなりすっきりしました。
良介さん 生活全体が私達の“理想形”に近づいてきていると感じますね。