知識が少なく、自己流での投資に一喜一憂するのに疲れてしまい……
良介さん 私達夫婦は大学時代からの付き合いで、2002年に結婚しました。その後、しばらく2人だけの時期が続き、2011年になって待望の娘が生まれました。2人とも投資は25歳くらいからやっていたんです。
洋子さん 友達に証券会社に就職した人がいて、話を聞いているうちに「面白そうだな」と思ったのが投資を始めたきっかけです。といっても、株ではなく、MMFや外貨預金(オーストラリアドルや米ドル)などでした。
良介さん 私は数年間、株投資をしていたのですが、やはり株価のアップダウンが気になってしまって。プラスになったら株を売却して旅行費用にしていましたが、マイナスになると嫌な気持ちになる。投資にかかる心労を考えると「得られるプラスが割に合わないのでは」と感じていました。そうして一喜一憂してしまっていたのは、投資の知識が足りなかったというのもあったと思います。
また、株価の値動きが気になり、日々の仕事に身が入らなくなることもあったんです。それで、2009年ごろでしょうか……、少し疲れてしまって「投資をプロに任せよう」と思い立ちました。書店でマネーに関する本を探しているときに、平積みになっていて手に取ったのが、現在お願いしているFP会社の代表の方が書かれた本でした。
洋子さん 主人から「これ、面白いよ」と薦められて、私も読みました。
良介さん 私は小説からビジネス本まで、様々な本を読むのですが、いいと思った本は妻に薦めるようにしています。その本には「積立投資とは長期間かけて行うことで、リスクを減らしながら大きなリターンを得る」ということが分かりやすく書かれていました。マネーというと“節約”のイメージがありますが、“お金を増やす”と書かれていた点に興味を持ちました。
2人で読んで「本を手に取ったのも何かのご縁だし、ここのFP会社に連絡してみようか」ということになったのが、2009年の秋ごろ。結婚7年目、私が34歳のときでした。
当時の貯蓄ペースは、2人合わせて年間100万円くらい。結婚後の約7年で700万円くらいありました。他に、株を売ったり買ったりといった投資もしていました。
次ページから読める内容
- 外資系企業勤務で、退職金や年金などへの不安もあった
- FP会社に相談し、夫婦5万円ずつ投資信託の積み立てを始めた
- 質のいい低層マンションの購入が、2人の憧れだった
- 6000万円の低層マンションを頭金850万円で購入
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