食卓に着く時間が長くなり会話が増える

 いつもの食卓に3か条を取り入れたことで、どの家族にも共通して3つの特長が見られました。

 1つは、ママが食卓に着く時間が増えたこと。2つ目は、家族の会話が増えたこと。そして3つ目は、家族の笑顔が増えたことです。仕事と家事に疲れてピリピリしていたママもSmile Table Dayによって、意識して子ども達の話を聞くことで、「ママに話を聞いてもらいたい。もっと話したい」という子どもの思いをくみ取ることができ、お互いに笑顔が増えました。

Smile Table Dayを取り入れたことにより、3家族とも食卓の会話と笑顔が増加。平均して食卓滞在時間は1.6倍、会話数は1.4倍、笑顔数は2.5倍という結果になった
Smile Table Dayを取り入れたことにより、3家族とも食卓の会話と笑顔が増加。平均して食卓滞在時間は1.6倍、会話数は1.4倍、笑顔数は2.5倍という結果になった

 ワーママ11人にも、Smile Table Dayの食卓3カ条についてどう思うか聞いてみたところ、次のような意見が。

ぜひ実践してみたい!---リアルなワーママの声

「主婦はワーママに限らず『~してはいけない』『~したら恥ずかしい』という固定観念に囚われがちなので、明るく、具体的にそこから解放される手立てを提案しているところがよいと思います」(S.Mさん)

「今日の『楽しかったこと』をひとつ話すのはコミュニケーションもとれるし、話し方・聞き方も身につけることができるので、良いと思う。実践してみたい!」(K.Kさん)

「とてもいいと思う。ワーママはとにかく『ながら』で食事をとっている人が多いこと(準備をしながら、片づけをしながら、仕事をしながら…)。ちゃんとみんなで座って『いただきます』と『ごちそうさま』を言えれば、胃の満腹感だけでなく、心の満腹感も高まると感じた。調理の時間(本当は仕事時間や家事時間ももう少し削れればいいんだけれど)を減らすことで、子どもと一緒に食卓でのおしゃべりを楽しむことができれば、家族みんなが幸せだと感じる。また、レトルトを使った日でも『あ~、おいしそー!!』とママが声をかけるだけで、子どもの表情は変わるもので、子どもが嬉しそうだったり、おいしそうに食べてくれたりすると、ママはとても満たされるものだと実感する」(N.Yさん)

「テレビやスマホを見ながら食べない、などの意識にもつながると思いますし、我が家でも実践したいです」(S.Eさん)

「ルール1については、添加物なし、栄養価も高い、という商品であれば賛成します。ただ、一品くらいは素材から手作りしたものを添えたいものです。2については、当たり前ですが、なかなかできていない点だと感じました。特に我が家の場合、落ち着きのない息子が動き回るため、なんとなく食卓がざわざわしてしまいます。学校教育などでこういった指導があれば、『立ち歩くことはいけないことなんだ』と息子も分かってくれるかもしれません。(先生の言うことは、意外と気にしているようなので)。3は大賛成です!」(O.Mさん)

「食事は毎日のことなので、がんばりすぎず、たまには楽をする、というのはママにとってよいと思います。また、ついつい家事の時間短縮を考えて席を立ってしまうことがあるので、「席を立たない」というのはドキリとしました。改めて大事なことだと思いました。この3カ条は、家族にとって、『ごはんの時間は楽しいもの』という認識が生まれる効果があるのではないでしょうか」(H.Kさん)

「働いている母にとって、1はとても大事。一部レトルトでも他に手料理を添えれば手抜き感は薄れるし、夕飯も豪華に見える。2、3は小さなころからのしつけと家族の絆において大切だと思う。食事を一緒にとり会話をきちんとすることにより、子供の抱える問題を知る事や食欲からの体調理解など心身の健康に気配りが出来るようになると思う」(I.Mさん)。