平日の夕食を楽しい食卓に変える3つの方法[PR]
たまには“手抜き”して、子どもとの会話を楽しもう(動画付き)
調理が疲れる、席につけない、急かしてしまう---デュアラーの夕食の実態
このように多くのデュアラーが、平日の夕食に、できればゆっくり家族との会話を楽しみたい、と考えているのに、実際には全員そろって食事をとることが難しかったり、忙しくてつい子どもとの会話が疎かになってしまったりしている家族がほとんどでしょう。
先の調査でも、「あなたは、「普段の平日(働いている日)の夕食の悩み」はありますか」という質問に対して、半数以上の人が、「子どもをつい叱ってしまう」(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計が54.6%)「子どもをつい急かしてしまう」(同53.6%)と答えています。
働くママの夕食の実態を探るため、筆者の周りの働くママ11人に、夕食の悩みを聞いてみたところ、やはり、次のようなリアルな悩みが、あっという間に集まりました。
悩みが多い平日の夕食---リアルなワーママの声
「調理が疲れる。献立を考えるのが大変。いつも似たようなメニューになってしまう」(K.Aさん)
「一緒に食べられる日はなるべくバタバタしたくないので、準備を省力化しているが、それでも開始時間が遅いし、急いで食べさせるのは嫌いなので、寝る時間も遅くなる。作った順に食卓に並べて『食べてて~』となるので、コース料理状態になってしまい、自分が最初から着席できない」(S.Mさん)
「時間がないので、子どもの話を二人分じっくりと聞いてあげられない。保育園の延長19時半お迎えなので、帰宅後の時間(お風呂、翌日の準備、寝かしつけ)がなさすぎて、子ども達のリクエストを聞いてゼロから夕飯を作るということはまずできない。そもそも調理に時間をかけられない(作り置きをチンするので精一杯)」(N.Yさん)
「急いで食べさせて宿題やって寝かせなきゃ…などと考えるので、食卓が楽しい場になっていない気がする。急かし気味になってしまう」(S.Eさん)
「保育園から帰ってきてからの『マンマ!』攻撃がすごいので、帰ってすぐ食べさせるために、たいていは作り置きをしています。あと、『抱っこ!』攻撃もあって帰宅後は落ち着いて料理ができない、というのもあります。あとは、娘に食べさせるのでいっぱいいっぱいなため、大人はあまりゆっくり食を楽しめていないのが寂しい限りです」(K.Mさん)
「あまり計画的に買物をしていないので、毎日のように、夕飯はどうしようか悩みます」(H.Kさん)
「仕事で疲れて帰っても、おなかをすかせた子供が『ごはんまだ!?』と待っているので家についたらすぐに作るため簡単メニューばかりでいつも同じようなおかずになってしまう」(I.Mさん)
「(保育園では食べているらしいが)家では一人で食べてくれず、一緒のテーブルにはついてはいるけど、食事をしているのは息子のみ。どうせ食べられないので自分の分は用意していません。一緒に「食べる」ことが大事というのは分かっているのですができません」(H.Rさん)
子どもとゆっくり食べられない、急かし気味になる、献立が大変でいつも同じようなメニューになる…と、やはり、忙しいデュアラーにとって、夕食は悩みの種のようです。
平日の夕食に悩みが多い大きな原因の一つは、夕食の時間に余裕がないことです。上述の調査で、食事に費やす時間を聞いているのですが、実に67.7%と7割近くが、「30分以内」と答えています。今回聞き取り調査をしたワーママも、11人中10人が、30分程度と答えています。
調査によると忙しいママたちの平日の夕飯の時間は、67.7%が30分以内。お風呂や就寝の時間を考えて、この時間内で済ませるために、つい子どもを急かしてしまう家庭が多い
働くママは本当に忙しくて時間がなくて、やらなければいけないことが次々と降ってきます。だから、ゆっくり食事をしながら子ども達と会話をしたいけれど、お風呂に入れたり宿題をさせたりと次のアクションを考えると、つい「早く食べて」と急かしてしまう。そしてぐったりしながらまた次の日を迎える。これではいつまでたっても「理想の夕食風景」は実現できません。