保育園時代はお迎えと自宅での見守りを依頼

―― 保育園時代、どのようにファミサポを活用していましたか?

槙田 保育園での夕食後、午後6時半にお迎えをお願いし、その後は自宅で子どもと一緒に過ごしてもらいました。基本的にテレビは消して、折り紙で遊んだり、絵本を読んでもらったり、お風呂にも入れてもらったり……。私か夫が帰宅するころには、子どもはパジャマ姿で待っていてくれていて、その後も午後9時には眠ってくれたので本当に気持ちが楽で。私自身、ゆったりとした気持ちで寝かしつけができてました。子どもから保育園の話を聴いたり、抱っこしたり、リラックスしたりと、今思っても貴重な時間でしたね。また、発熱など、急な保育園の呼び出しにも一時的に対応してもらえて、とてもお世話になりました。

―― 槙田さんのご自宅でお子さんを見てもらっていたのですね。通常は、提供会員さん宅で預かるのが基本のようです。

槙田 これは事務局に確認しなければなりませんが、何か事情がある場合は相談すれば、依頼会員の自宅でも預かってくれる場合もあるようです。わが家の場合、帰宅時間がどうしても夜8時ごろになってしまうので、ファミサポとしていらっしゃる岡本さんという方に相談して「うちに来てサポートしていただく」ことで承諾してもらいました。

 平日は休みの場合もありますが、海外から日本に戻るフライトの到着時刻が遅れるなど、万が一、私に何かあったときの場合に備えて、勤務日はサポートをお願いしていました

―― そのほか、依頼内容はどんなふうに決めたのでしょう?

槙田 面談の際、岡本さんとスケジュール調整をして決めました。月末に翌月の仕事のスケジュールが確定すると、まず依頼したい日を岡本さんにファクスで送ります。岡本さんがもう1人の提供会員の方とサポート日を調整してくださり、私に連絡をもらうという方法を取っていました。保育園時代は、平日の午後6時30分に保育園まで子どもを迎えに行ってもらい、午後8~9時ごろまで自宅で預かってもらうのが基本でした。

小学生になっても保育園時代と変わらず、規則正しい生活リズムを守れた

―― 小学校に入学した後は、ファミサポをどのように活用していましたか?

槙田 2年生までは学童保育の迎えをお願いし、その後のスケジュールは保育園時代と全く同じでした。

 午後6時ごろに学童保育にお迎えに行き、その後、自宅に一緒に帰ってもらっていました。小学校に入学した後は、夕飯の用意ができないときなど、岡本さんに子どもの分の夕飯をお願いすることもありました。岡本さんが子どもと自分の二人分を用意してきてくれていましたが、今でも「岡本さんのから揚げがおいしかった」と子どもが言うくらいです。もちろん「岡本さんの負担になりすぎないよう、ご購入いただくのでも大丈夫です」とお伝えしていました。

 夕飯の後は一緒に遊んだり、宿題や時間割も子どもの隣で見守ってくれていたようです。その後は保育園時代と同じように、私達が帰宅するころには子どもはパジャマに着替えて待っていてくれました。仕事でヘトヘトに疲れて帰っても、子どもの食事や規則性などで心配したことがないのはありがたかったですね。子どもにとっては、慣れた自宅で過ごせたことも良かったようです。

 小学3年生からは塾や習い事を始めたので、夏休みの間だけ、サポートをお願いしていました。高学年になってからは、緊急時のみお願いするようにしています。高学年になると本人が何かと忙しくなり、子どもが一人で留守番する場面はほとんどなくなりました。