ダイニングのベンチシートで収納の出し入れがラクに

 食器棚の横のキッチンカウンターにはコンセントが4口設置されており、電子レンジや炊飯器、コーヒーメーカーなどを並べて、コンセントも差しっぱなしで、スタンバイしている。「キッチンのカウンターにこうした『家電コーナー』をつくることで、調理家電を集中して置くことができ、作業の効率が高まります」と、積水ハウス総合住宅研究所の河崎由美子課長は話してくれた。

 その家事コーナーの下は引き出して使えるキャビネットになっており、乾物など保存食品やお菓子などがバスケットにしまわれている。「引き出し式なので、奥にあるものも取り出しやすくて助かっています」と話すのは奥様だ。

 収納そのものではないが、ダイニングの椅子のうちキッチン収納側がベンチシートになっている点もポイントだという。「ベンチシートは背もたれがないので、座ったまま振り向いてお菓子をすぐに取り出すことが可能です。子どもが小さいうちは親子で寄り添って座れる点もメリットでしょう」(河崎さん)

 ベンチシートなら、子どもの友だちが遊びにきたときも詰めて座れるので便利そうだ。実際、奥様も「キッチン側から座っておしゃべりしたり、収納の上にしまってあるものを取り出すのに、踏み台としても重宝しています」と話す。


壁側のカウンターにコンロと並ぶ形で調理家電をまとめた家電コーナーを設置。ダイニングに採用したベンチシートが親子の距離を縮める


ベンチシートなら椅子の向きを変えずに反対側を向くことができる。子どもが手を伸ばしている家電コーナー下の引き出しに収納されたバスケットには、お菓子類が入っている