一番気持ちのいいところに収納技ありセパレートキッチン
子どもの誕生をきっかけに家造りを考え始めたというMさん宅は、高台の中腹にあり、オーバーハングした濃いグレーの壁と縦長の窓が3つ並ぶ外観が印象的だ。日当たりを重視して2階に設置したLDKに、さっそく上がらせてもらった。
LDKに入ると、まず広々としたキッチンスペースが目に入る。シンクのあるカウンターはアイランドタイプだが、コンロは壁側のカウンターに設置されている今流行のセパレートキッチンだ。シンクにはダイニングテーブルが横付けされ、さらにその横はリビングが配置されているワンルームタイプの開放的なLDKになっている。キッチン側にある縦長の窓からは高台の眺めが広がり、「窓を開けると心地いい風が通ります」とご主人。
壁側のカウンターの周囲には、収納棚や引き出しがたっぷり用意されている。さぞかし食器がたくさんしまってあるのだろうと思いきや、意外にも普段使いの食器はトール収納の真ん中の3段の棚に収まるという。
棚の下にはスプーンやフォークなどカトラリー類を入れる引き出しがあり、上の棚には重箱など季節の食器類がしまわれている。
さらに一番下はキャスター付きのごみ箱を隠してしまえるスペースだ。キッチンの中でも場所をとるごみ箱置き場だが、使いたいときは手前まで引き出して、使わないときはこのように扉で隠してしまえば収納の一部にしか見えず、見た目もスッキリする。