子どもって、親が思っている以上に気を使っていると思う
働くママとして気を付けていることは、家で疲れた顔を見せないようにすること。
私が仕事でずっと一緒にいられないことで、もしかしたらさみしい思いをさせているかもしれないのに、疲れた顔をして仕事から帰ってきたら、気を使わせてしまうかなと思うんです。子どもって、親が思っている以上に気を使っていると思う。だから、一緒にいるときくらいはできるだけ笑顔でいたいなと思っています。
それに、思いっきり疲労困憊して「疲れた~」と言うと、子どもが将来大人になったときに働きたくなくなるのではないか、仕事が楽しいと思えなくなるのではないかって。もちろん、親のリアルな姿を見せることも大事なのかもしれませんが、今は「私は疲れも吹き飛ぶくらい、仕事を楽しんでやっているんだよ」っていうことを正直に見せたい。「仕事は本気で取り組むと楽しいんだよ」「好きな仕事でお金がもらえて、好きなゲームがたくさん買えるなんて、ちょっとうれしくない?」――。
そんなふうに、礼夢が将来、仕事に夢を持てるように、今からじわじわと洗脳中です(笑)。
私自身は、体は疲れても精神的にはあまりストレスがたまらないタイプなのかもしれません。それでも「今日、私は疲れているな」とか「この現場、ちょっとしんどいな」と自覚してしまったときは、楽しいことを見つけるようにしています。「○○さんのマネージャーさん、イケメンだなー」とか、「ロケ弁に大好きなおかず発見!」とか(笑)。
ともするとスルーしてしまいがちなことでも、よく探せば“好きなこと”は見つかる。それでハッピーになれたら儲けもん!(笑)。この方法、「私にとってつらいなー、形勢不利だ!」と思うときほどよく効きます。その遺伝子なのか、礼夢は何事も楽しむのが上手です。
ストレスって現代になってできた言葉ではないでしょうか? ストレスという言葉を知ってしまうと、何か嫌な気持ちになるたびに、ストレスのせいにしてしまう気がする。そう考えると、気を付けていないとストレスっていう言葉に翻弄されちゃうかもしれない。だから私は、ストレスという言葉自体をあまり使わないようにしているんです。
(ライター/松田亜子、撮影/稲垣純也)
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