「散歩に行ってくる!」(姉妹とパパ)

 3番目は、富山県にお住まいの8歳と5歳の二人姉妹のママ、DUALネーム・key4meさんです。

―― 母の日をお祝いしてもらったのは今年が初めてだったとか?

key4meさん そうなんです。家族から母の日をお祝いしてもらうのって、こんなにうれしいものだったんですね。前日になって、長女がパパと相談を始めて。「サプライズの段取りをしてくれているのかな?」と思ったのですが、気づかないふりをしていました。

 そしたらパパと娘達が「散歩に行ってくる!」と家を飛び出していきました。帰宅した途端、もう姉妹は待ちきれない様子で、「いつもありがとう!」と一日早いプレゼントを渡してくれました。バラの鉢植えとネックレス、髪留めでした。ショッピングモールで一人一つずつ、プレゼントを選んでくれたそうです。

 ママ抜きの3人だけでショッピングモールへ行ったのも、初めてのこと。バレバレのサプライズではありましたが「ママを喜ばせたい」という気持ちが一番のプレゼントでした。

バラの鉢植え&ネックレス&髪留めの愛情こもったプレゼント
バラの鉢植え&ネックレス&髪留めの愛情こもったプレゼント

 「(ママの顔には)ハートたくさんだよ」(息子・4歳)

 最後は、東京都在住の匿名希望さん。保育園の年中クラスに通う息子さんのママです。

―― これはママの似顔絵ですね?

匿名希望さん はい。保育園で書いたママの顔を、スーパーに貼り出していただいたんです。

―― 紙いっぱいに描かれていて、元気さを感じますね。

匿名希望さん そうですよね。でも、顔の中に、目や鼻ではない、何か違うものが描かれているのはお分かりですか?

―― 本当だ!

匿名希望さん 息子に「お顔の中に描いてあるものはなあに?」と聞いたら、「ハートたくさんだよ」って。よく見たら、最近描けるようになったハートがいくつも描かれていて。彼の目には、私の顔の中にこんなにたくさんのハートが見えているのかと、何だかうれしくなりました。

心温まるエピソードや写真をお寄せいただいた皆さんに、改めて感謝します。明日は、小学生以上のお子さんを持つママから聞いた“ちょっと大人な母の日エピソード”をご紹介します。

(取材・文/日経DUAL編集部 小田舞子)