昨日から始まった特集「駆け込みOK! 夏休み自由研究」。第1回「夏休みの自由研究、極意は親子で一緒に楽しむこと」では自由研究の目的や上手な進め方について解説しましたが、第2回目である今回は、今からでもできるインスタント実験を実際に紹介しながら、自由研究の大まかな流れをなぞっていきます。ご協力いただいたのは第1回に引き続き、山村紳一郎さん。実験は山村さんのワンポイントアドバイスなども交えて紹介するので、子どもと一緒にやってみてください。

【駆け込みOK!夏休み自由研究特集】
第1回 夏休みの自由研究、極意は親子で一緒に楽しむこと
第2回 自由研究はスタンスが重要!始める前に視点を決める
第3回 自由研究に最適な全国の博物館/理系編
第4回 自由研究に最適な全国の博物館/文系編

<目次>
自由研究を始めよう!「重要なのはテーマではなくスタンス」
1日でできるインスタント実験(1)「浮沈子を作って浮力について学ぶ」
・【基本編】「浮沈子の観察」
・【応用編】「浮沈子クレーンゲームで遊ぼう!」
1日でできるインスタント実験(2) 「プラスチックの性質を利用してオーロラを観察しよう」
・【基本編】「プラスチックの性質の観察」
・【応用編】「オリジナルのステンドグラスを作ろう!」
実験結果をまとめよう!「結果は必ず自分なりに結果を評価する」

自由研究を始めよう!「重要なのはテーマではなくスタンス」

──自由研究の極意をおうかがいしたところで、実際に自由研究を始めていきたいと思うのですが、一体何から始めるのが良いのでしょうか。

 では、まずは身近にあるやりやすいものから手をつけてみましょう。転がっている石を裏返してみたらどうなっているんだろうというような小さなことでいいんです。わざわざ疑問を探す必要はなく、子ども達が日頃から考えていることを、引き出してあげることが重要です。

 たとえば、RPG(ロールプレイングゲーム)って非常に上手くできていて、敵を倒すという1つの目的に向かっていても、脇道にそれたことで新たな発見があったり、能力がアップしたりするじゃないですか。自由研究もそれと同じことなんですね。領域や縛りを設けず、やりやすいことをやりたいように自由にやってみる。

 だから、始めに無理にテーマを決めないということが一番良い方法かもしれません。見つけ方の練習を普段の学習でしていないために難しく感じるだけで、子どもの疑問を引き出してあげることができれば、テーマは自ずと見つかっていきますから。

──意外ですね。テーマは決めなければいけないと思っていました。では、自由研究のために決めなければいけないものはないのでしょうか。

 いえ。必ず最初に考えておきたいことがあります。それは対象物をどういうスタンス、つまり視点や姿勢から研究していくかということです。子どもはよく面白そうだったからだとか、興味があったからだとかいいますが、そう感じたのはなぜなのかを確認してあげてください。

 たとえば、お花の構造が気になったから中身を調べたかったのか。あるいは、いろいろな種類のお花を集めてみたかったのか、育ててみたかったのか。それによって研究する方法が変わってきますし、最初からそういったスタンスが不明確なまま実行してしまうと、最終的にどうやってまとめていいか分からずに苦労しますよ。

次ページから読める内容

  • 1日でできる実験(1)「浮沈子を作って浮力について学ぶ」
  • 続いて応用編! 浮沈子でゲームを作る
  • 1日でできる実験(2) 「プラスチックの性質を利用してオーロラを観察しよう」
  • 続いて応用編! 手作りステンドグラスに挑戦
  • 実験結果をまとめよう!「結果は必ず自分なりに結果を評価する」

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