到着・出発を自動で通知できる「通知エリア」を活用しよう
チェックインは手動で居場所を通知する機能ですが、自宅や職場といった頻繁に立ち寄る場所に対しては「通知エリア」を設定すると便利です。通知エリア機能では、メンバーの誰かが設定したエリアに到着したり、エリアから出発したりしたときに自動で通知が送られます。
通知エリアは自由に設定や削除が可能です。あらかじめ待ち合わせ場所に設定しておけば、メンバーがそこに到着するだけで全員に通知が送られます。会社や学校から出発するときや、習い事教室に到着したときなど、チェックインする時間的な余裕がなかったり、うっかり忘れてしまったりしていても大丈夫です。
通知エリアは各サークルごとに最大2カ所までしか設定できないという制約がありますが、月額600円(iOS)または500円(Android)のプレミアムプランに加入すると、上限なく幾つでも設定できるようになります。サークル内のメンバーが1人でも加入すれば、そのサークルでは全員がプレミアムプランの機能を利用することが可能です。
「リアルタイムで居場所が分かる」と言われても、正直なところ、最初はそれほど便利だとは思いませんでした。ところが実際に使ってみると、驚くほど便利です。
まず、妻が職場にいるのかどうかを調べたいとき、アプリを見れば一目瞭然。買い物で立ち寄っているお店も分かるので、「○○にいるでしょ? ついでに◇◇買ってきて~」とメールすることもできます。
現在地を見れば、運転中かどうか分かるので、今電話していいかどうかも分かるようになりました。タブレットにインストールしたLife360の使い方を長男にレクチャーしたところ、母親の帰宅が遅くなっても、彼女の居場所がすぐに分かるから不安ではなくなったとのこと。
もっとも、どこのお店に寄ったのかなど、逐一知られることには抵抗を感じる人もいるはず。そんなときは、メニューを開いて「位置情報の共有」を選択し、サークルのメンバーとの位置情報の共有をオフにすることもできます。たとえ家族といえども、今はそっとしておいてほしい……そんなときは、共有をオフに切り替えましょう。ちなみに、位置情報の共有がオフでも、手動のチェックインは利用できます。
Life360は互いを監視するためのツールではありませんから、あらかじめ家族の間で使い方を話し合っておくのがベスト。上手に活用して日常生活に役立てましょう!
(文/松村武宏)