子どもはお母さんの心を映し出す鏡
これまで紹介してきたように、子どもを勇気づけることは、子どもに自信をつけたり、やる気を引き出すうえで、とても大切です。
「いつも見ているよ」「いつも応援しているよ」「あなたのこんなところ、ステキだよ」と勇気づけられた子どもは、「自分には能力がある」「お母さんがいつも応援してくれている」と思うことができます。すると、心の安心基地ができるので、もし何か困難に出会っても、それを乗り越えようとチャレンジすることができるのです。
そして、もし失敗して一時的に落ち込んだとしても、また自分の足で立ち上がることができるでしょう。
ですが、日々たくさんのお母さんに接していて気づいたことがあります。それは、いくら子どもに勇気づけの言葉がけをしたとしても、親の心が不安定だったり、感情にフタをしていたり、無理をしていると、子どもが本来の力を発揮できないことがある、ということです。つまり、子どもは自信を持つどころか、逆に自信を失ってしまったり、やる気を失ったりしてしまうことがあるのです。
親子の心は深い部分でつながっているのです。子どもは、お母さんの心を鏡のように映し出します。