ワーママの太る理由は「早食い」「運動不足」「子どもの残飯処理」

 ワーママが体型を維持できていないのはなぜでしょうか? ライフスタイルや食事の取り方から、原因が見えてきました。

 最も多かったのが「時間がなく定期的に運動できない」という、慢性的な運動不足を自覚する声。「代謝が落ちたと感じる」「子どもに食べさせるので精一杯で早食いになっている」という悩みも。次のフリーアンサーでは、ギリギリのタイムスケジュールをこなすママが、ダイエットに意識が向きづらい理由が分かりました。

自分のために使える時間がほとんどないワーママの現実(涙)

 忙しくて時間がないワーママだからこそ「ダイエットがうまくいかない」と悩んでいる読者がたくさんいます。涙ながらの叫びの声が集まりました。

Q.ダイエットの悩みや困っていることはありますか?

●「色々ストレスがたまり飲むしかない。平日は仕事、土日はPTAや子どもの習い事などで、自分のことができない」(放送・広告・出版・マスコミ/その他)

●「夕飯の時間が遅く、子どもの寝かしつけで一緒に寝てしまうため、食べてから寝るまでの間隔がほとんど空かない」(34歳/情報処理・SI・ソフトウア/情報処理・情報システム)

●「とことん時間がない。1駅歩くなら早く帰りたい」(39歳/その他・総務・人事)

●「週末にジムに行きたいが、忙しい夫に子どもを預けて行くのはちゅうちょしてしまう」(32歳/情報処理・SI・ソフトウェア/情報処理・情報システム)

●「子どもの残したものを食べてしまう。外食や総菜が増える。時間に追われて早食いになるので満腹感が得られず、必要以上に食べてしまう。仕事が終わらず昼食をとらないことも」(40歳/金融・証券・保険/総務・人事)

●「子どもを寝かしつけた後の、解放感あふれるフリータイム…。ついつい間食してしまうのが悩み」(43歳/情報処理・SI・ソフトウエア/企画・調査・マーケティング)

育児と仕事の両立に追われ、自分のことは後回し…という、ワーママの切実な実態が見えてきました。また、普段の運動習慣についてリサーチをしてみると、「ほとんど運動をしていない」と回答した人が、全体の7割を超えました。

 次は、痩せている人、太っている人では具体的に何が違うのか、生活習慣から読み取っていきましょう。

痩せない人は「子どもと一緒にアイスを食べている」

 思わずドキっとする結果が出ました。「太っている」人は、すべての項目で「あてはまる」と答えた人の割合が高いことが判明。中でも「体型を隠す洋服を選ぶ」「忙しくてドカ食いをする」「子どもと一緒にアイスやお菓子を食べる」の数字の高さが目立ちます。逆を返せば、ここを修正さえすれば、必ず結果につながるということ!

子どもと一緒にケーキをドカ食いしてはいけません
子どもと一緒にケーキをドカ食いしてはいけません

 次回は、管理栄養士が教えてくれる「ワーママ的〝正しい“食事法」をお届けします。自分もダイエットができて、家族の栄養バランスも取れる、一石二鳥な時短レシピもご紹介します。

(ライター/中島夕子 図デザイン/Coccoto 鈴木裕美子)

【ママ達のダイエット/やっぱりビキニが着たい!】
第1回 産後に痩せる人、痩せない人、何が違うのか?
第2回 ママ達がハマる、痩せられなくなる食べ方のワナ
第3回 ママの悩みに一問一答! 痩せる食生活に変える方法
第4回 ストレス食いの裏にあるママ達の悪循環思考
第5回 「時間がないから痩せられない」はウソ!
第6回 ダイエット成功ママ達の「ちょっとした」秘訣