間仕切り壁を取り払って使い勝手のいい開放空間に

 1階はLDKのほか、4畳半ほどの和室がある。元々はLDKとは壁で分離された独立の居室だったが、可動式の間仕切りでオープンなフルフラット空間に模様替えした。

リノベ前はLDKとは壁で分離された独立の居室があったが……
リノベ前はLDKとは壁で分離された独立の居室があったが……

リノベ後は可動式の間仕切りでオープンな空間に模様替え。床には畳を置いた
リノベ後は可動式の間仕切りでオープンな空間に模様替え。床には畳を置いた

子どもの遊び場としてLDKとつなげて広く利用したり、好きなときに寝っ転がれる“ユルイドコロ”として活用したりと、多様な使い方が考えられる
子どもの遊び場としてLDKとつなげて広く利用したり、好きなときに寝っ転がれる“ユルイドコロ”として活用したりと、多様な使い方が考えられる

 子どもの遊び場としてLDKとつなげて広く利用したり、好きなときに寝っ転がれる“ユルイドコロ”として活用したりと、使い勝手は様々だ。赤ちゃんのいる家庭なら、昼寝やオムツ替えのスペースとしても和室が重宝するだろう。

 浴室は以前と同じ広さだが、洗面室との間仕切り壁を薄くすることで浴槽の広さを10cm広げている。ゆったりとしたバススペースは一日の疲れをいやしてくれる。リノベで大切にしたいポイントのひとつだ。

「洗面室は入り口ドアをデッドスペースのできない引き戸とし、位置も壁際から少し中央にずらすことで、壁面に下着類などをしまえる収納をプラスできました。お風呂に入るときに着ていたものを洗濯機に入れ、洗濯と乾燥が済んだらすぐに収納にしまえるので、家事の効率もアップします」(河崎さん)

洗面室はドアを引き戸に変更し、位置も壁際から少し中央にずらした。その結果、生まれた空間に下着類などを収める収納家具を設置した
洗面室はドアを引き戸に変更し、位置も壁際から少し中央にずらした。その結果、生まれた空間に下着類などを収める収納家具を設置した

 2階に上がると、主寝室の他に子ども室用のスペースがある。子ども室は2つの洋室を仕切っていた壁をなくし、一つの大きな空間に。構造に影響のない壁を移動したり取り払ったりできるのは、リノベーションならではといえる自由度だろう。

2階は2つの洋室を仕切っていた壁をなくし、一つの大きな空間に
2階は2つの洋室を仕切っていた壁をなくし、一つの大きな空間に

「子どもが小さいうちは兄弟姉妹で同じ部屋を広く使い、成長に合わせて家具などで仕切ったり、壁を後付けすることも可能です。将来は別々に出入りできるよう、ドアだけは最初から2つ付けています」(河崎さん)

成長に合わせて家具などで仕切ったり、壁を後付けすることも可能。将来は別々に出入りできるよう、ドアだけは最初から2つ付けている
成長に合わせて家具などで仕切ったり、壁を後付けすることも可能。将来は別々に出入りできるよう、ドアだけは最初から2つ付けている