<カランカラン♪ ドアが開く♪ にぎわう店内>

 そこは夜な夜な各地からイクメンが集う知る人ぞ知るバー。今宵(こよい)も、子育てトークに花が咲いているようです。

<♪料理をする音>

 カウンターの中には、パパ料理研究家・滝村雅晴さん。ああ、今日は滝村さんがお店の厨房を取り仕切る月に一度のイクメン異業種交流会「イクメンCero」の日のようですね。この日もイクメンパパ達が各地から集まり大盛況。

 イベントで滝村さんと一緒に厨房に入るのは、日本パパ料理協会の飯士(はんし)。この日の担当は橋パパ飯士です! このイベントに来るパパたちはそれぞれユニークな経歴を持っていますが、現在は発達障害の子ども、家族を支援する「ファザーリング・ジャパン メインマンプロジェクト」の発起人であり代表である橋パパ飯士。普段はシステム管理者という職業に就きながら、地元・稲城市では小学校の親父の会代表、青少年育成会副会長、男女共同参画計画推進協議会副会長等をやっていて、これまでも保育園や学童保育の保護者会会長を歴任してきたという、それはもう様々な活動に中心的に取り組んできた熱心なパパです。

 実は、そのバックグラウンドには橋パパの波乱万丈(?)というかグローバルな経験があったとか。さあ、そのグローバル過ぎる橋パパのこれまでの歩み、そしてその経験から得た子育て哲学の世界に飛び込んでいきましょう!

 妻と出会ったのはパキスタン 夫婦そろって元バックパッカー

―― いきなりですけど、橋さんってこれまで何カ国くらい行ったことがあるんですか?

 「いきなりですね。えーと、多分、30カ国くらいじゃないかな?」

―― 30か国!? すごいですね!

 「いやいや、妻はもっと多いですよ。40カ国は下らない」

―― ええ! なんでですか? 奥さんは日本の方ですよね? どこで出会ったんですか? まさかそれも海外?

 「日本人ですよ。ただ、出会ったのは確かにパキスタンですね」

―― 元々旅行が好きだったんですか?

 「そう、海外貧乏旅行者。今だとおしゃれにバックパッカーって言いますが。大学時代、作家の椎名誠さんの本の雑誌社でバイトしていて。そこの仲間と、夏休みに“ネパールで現地集合”ってことがあったんです。そのときに第三世界にはまってしまって…。異文化に触れて面白かったのですよね。価値観がガラガラ崩れていく感覚が」

―― ネパールで現地集合って初めて聞きましたよ(笑)。

 「でしょうね(笑)」

―― そういう経験を夫婦それぞれがしているとたくましい夫婦になりそうですね。やっぱり、そういう部分で意気投合して結婚、という感じですか?

 「まあ、そんなにすんなりいったわけじゃないですけどね(笑)。結婚する直前は単身ブラジルで働いてたんですよ」

―― また日本じゃないんですか?(笑)

 「そうそう。ブラジルで働いていたら、日本にいた彼女が痺れ切らして仕事を辞めてブラジルに来るって」

―― 急に?

 「そうですよ。日本に帰ってこいって。でも、こっちも仕事をしていたから、すぐに帰ることもできない。てか、帰るつもりもなくなっていて(笑)。だからしばらくブラジルで同棲していました」

次ページから読める内容

  • ブラジルで「週末勤労は罪」と言われ…。日本の価値観が全¥すべてじゃない
  • フラットに見れば専業主夫も違和感ない
  • まずいと思っても3回食べてみろ 子どもの価値観を広げるのは親
  • 地域活動を掛け持ち 原点は子どものため、地域のため

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