一息ついたら、テントを組み立てるぞ!

みんなで一緒にテントを設営。エイトノットだってすぐに覚えたよ!
みんなで一緒にテントを設営。エイトノットだってすぐに覚えたよ!

 車から荷物を下ろし、一息ついたら、まずはキャンプ場全体をぐるっと歩いて探検。これから2日間、この場所で過ごすことになるわけだから、「洗い場は2つあるな、トイレはどこ? ここから先は子どもだけで行かせると危険かも」などとサイトの全体像を最初にぜひ把握しておきたい。

 そして、いよいよテントの設営。ポールを組み立てテントにセットし、設営位置を決めたところでロープを引っ掛けたペグを土に打ち込んでテントを固定する。田中さんらエキスパートの手を借りたおかげで、するすると意外なほど簡単に立派な基地ができあがった。作業中、子ども達からは「はい! はい! 僕がやる!」「私がやる!」の元気な声。

 「どんなことでも子どもにとっては遊びの一環なんですね。『危ないから大人だけでやろう』とか『お手伝いしてもらおう』という感覚ではなく、やり方を伝えたら『あとは一人の人間として信頼して任せる』くらいの気持ちでいると、子ども達はロープ結びでも荷物運びでも何だって楽しんでくれますね」と田中さんは話す。

 ロープといえば、ぜひ習得したいのがエイトノットという結び方。「アウトドアだけでなく、災害のときなど役立つ場面って結構あるんです」。結び目が数字の8(エイト)に見えるエイトノットは、ロープ結び方の基本中の基本だ。負荷が掛かってもほどけにくくて頑丈なのに、ほどくときは子どもでも簡単にほどけるのが特徴という。

【覚えておきたいエイトノットの結び方】
8の字を描くようにロープを結び、最後にぎゅっと締める。

設営したてのタープ(雨や日差しを防ぐためのシート)の下で思わずうれしくなって、ルンルン
設営したてのタープ(雨や日差しを防ぐためのシート)の下で思わずうれしくなって、ルンルン

地面に落ちている葉っぱと同じ色をしたカエルを発見!
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木々の間には綱渡りやブランコの遊び場が
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