仕事に誇りを持って働く姿も見てほしい

──日経DUALの読者はまさに37.5度の壁に直面している人たちです。ドラマのどこを見てほしいですか?

渋谷 ドラマには、様々な人が出てきます。10回のお話の中で、10組の親と子どもが出てくるんですから、それだけでも20パターン。さらに、リトルスノーのメンバーにも色々な事情があり、ドラマがあります。その様々な事情を体験した桃子は、どう感じるか。そこをぜひ、見てほしいと思います。

蓮佛 本当にドラマの中には、様々な立場の人が出てきます。 子どもは、熱を出したくて出しているわけではありません。親も、そんな子を置いて仕事に行きたいわけじゃない。保育士は、そんな二人の間にはさまれて、なんとかしたいと思いながら、口が出せないでいる。子育てにも仕事にもいろいろな立場があります。時には理不尽なことを言われたり。

 第三回(2015年7月23日放映)では、私が演じる桃子もマニュアル通りにやらないことを社長に叱られました。桃子は、これを理不尽と感じ、「私はこう思ったから、こう行動した」とはっきり社長に伝えています。仕事に誇りを持った、芯のある女性なんです。そんな働く女性としての桃子も、ぜひDUAL読者の方々に見てほしいです。

最後にお二人並んで撮影。「本当に僕でいいんですか。成宮くん呼んできましょうか」という渋谷さんを見て笑う蓮佛さん
最後にお二人並んで撮影。「本当に僕でいいんですか。成宮くん呼んできましょうか」という渋谷さんを見て笑う蓮佛さん

(取材・文/井上真花 写真/勝山弘一)