よく晴れた日曜日、今日は時短ラボのみんなで近所の公園までピクニックに来ています。カオリ所長に連れてきてもらったケンタくんは、エリちゃんと一緒に遊んで大はしゃぎ。他のメンバーはそんな二人の様子を、木陰でほほ笑ましく見守っています。
エリちゃん(いつも元気な研究員)「待て待て~~!」
ケンタくん(マコトさんとカオリ所長の子ども)「わあ~い!」
マコトさん(カオリ所長の夫でフリーライター)「すごいな、エリちゃん。ケンタと対等に遊んでるよ」
カオリ所長(DUAL時短ラボ所長。一児の母)「お姉さんっていうより、友達だと思われてそうね……」
ユミエさん(ベテラン研究員。二児の母)「うふふ、元気なのはいいことよ」
エリちゃん「あ! なんか私のこと悪く言ってませんでした?!」
ケンジくん(ちょっと人見知りな若手研究員)「うわ、じ、地獄耳……。取りあえず、はい、タオル。エリちゃん汗だくだね」
マコトさん「ケンタもびしょびしょじゃないか! 体拭くぞ~~こっちおいで!」
ケンタくん「は~~い!」
エリちゃん「本当に、全身汗だく! こんなんじゃ日焼け止めも全部落ちちゃっただろうし、塗り直さなきゃ……」
カオリ所長「今日、ただでさえ日差しも強いものね。マコト! ケンタの日焼け止め、塗り直してくれる?」
マコトさん「よ~~し、ケンタ、日焼け止め塗ろうな~~」
ケンタくん「いやっ! いやーーーー!!!!」
マコトさん「うわあ! 暴れるなよお」
ユミエさん「あらあら……」
カオリ所長「そういえばケンタ、日焼け止め嫌いなんだったわ……」
ユミエさん「小さい子どもって、べたべたするからか嫌がるわよね」
カオリ所長「朝は着替えに乗じて塗っちゃえばいいんだけど……困ったわね」
エリちゃん「あ、私、自分のついでですしケンタくんの分も塗り直しますよ」
マコトさん「一緒に遊んだくらいでケンタがおとなしく日焼け止めを塗らせてくれると思うなよ! ケンジくん、ケンタを押さえていてくれ!」
ケンジくん「む、無理やりですか……?」
エリちゃん「無理強いはよくないですよ! 秘密兵器のある私に任せてください」