こんにちは、みなみ佳菜です。いつもワーキングマザーをキラっと輝かせるファッションテクをお伝えしているみなみ佳菜です。前回「足首を出したら、パパがカッコ良くなった!」に続き、実際のデュアラーパパの協力を得て、ワーパパのためのファッションテクをお伝えしたいと思います。今回はジャケットスタイルです。

 メンズのスーツの世界は、大体7~8年サイクルで流行が変わります。Vネックが深くなったり、ダブルボタンが流行ったり、フィットサイズが流行したり…。ただ、流行はあるものの、イギリス生まれのスーツ文化には決まった「型」があり、その伝統的なルールの中でしかトレンド感を出すことができません。女性に比べると工夫できるところが少ない分、やるかやらないかの差が大きく出るのです。

 まず、ビジネスシーンで欠かせないシャツで、私がおススメするのは以下の4種類のみ。いろんな種類をたくさん持つ必要はありません。この4種類さえ持っていればOKなのです。

 白い織りのシャツは慶事用に一着あればOKです。白のプレーンは弔時や普段使いで2~3枚あるといいですね。ブルーやクレリックはジャケットを羽織っていないときのオフィスカジュアルにぴったり。また、動きやすいからと大きめサイズを選ぶパパ達をよく見かけますが、シャツのサイズはジャストサイズを選んでくださいね。意外かもしれませんが、余幅がないジャストサイズの方が動きやすいという声も多いんですよ。

 以前コラムでお伝えしましたが(女性の足元/フォーマルランク 参考:「ストッキングとレギンス、職場での履き方にご注意」)女性と同様、男性のファッションにもフォーマルランクがあります。実は、スーツには欠かせないベルトにもランクがあるのです! 知っておいて損はないので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

 一番上の「フォーマル」は、結婚式や正式なパーティーなどの装い。ベルトは「黒のステッチなし」を使います。冠婚葬祭では「フォーマル」を意識しましょう。

 二番目は「セミフォーマル」。セレモニーやビジネスパーティーなどに合う装い。そして、三番目は「ビジネス」で、目上の人と会う商談や比較的カタめの文化のオフィスで求められる装いですね。どちらもベルトは「黒のステッチあり」がベストです。紺や黒のスーツには黒のベルトが合います。茶色のベルトを合わせる方もいますが、茶は黒よりカジュアルになると覚えておいてくださいね。

 四番目は「オフィスカジュアル」。ソフトジャケットなど、柔らかい印象のスタイルです。ベルトは「茶色のステッチあり」や「茶色のメッシュ」。ネイビーやグレー、明るいスーツには「茶色のベルト」が合います。

 五番目のランクは「カジュアル」。Tシャツ、ネルシャツ、デニムパンツ、チノパンツなどかなり砕けた印象で、公園やBBQなどでの装い。ベルトは「茶色メッシュ」や「ゴムタイプ」でラインが入ったものなど。

 スーツ姿で肝心なのは、パンツの選び方! 次ページでは、選び方のコツをお伝えします。