空港までのアクセス方法もしっかり確保。機内持ち込みの荷物に注意!

 子連れ旅行では計画通りに進まないもの。空港へは時間に余裕を持って出かけ、列車の場合は、通勤ラッシュの時間帯は避けるのが賢明です。他にも、スーツケースは宅配で空港へ送付するなど、公共交通機関を利用する場合は、できるだけ身軽に移動できるように工夫をしましょう。

 上空では気圧の関係で体が膨張します。ぐずりの原因になるので、締め付けの無いゆったりした服装、温度調整がしやすい重ね着スタイルがおススメです。空港は、オムツ替え、授乳・調乳ができるベビー休憩室があり、小さな子連れでも安心して過ごせます。出発時間までは、展望フロアで離発着する飛行機を眺めたり、体を思いっきり動かしたりして親子のリフレッシュタイムにするといいでしょう。

 テロ対策のため国際線の機内への液体物の持ち込みには制限があります。子どものミルクや薬類は持ち込み可能ですが、通常は100mlを超える容器に入った液体は機内に持ち込めません。「飲みかけのジュースを没収されて子どもが大泣き」「大切なママの化粧品を破棄した」なんてことが無いように注意しましょう。

 セキュリティーチェックといえば、わが家も失敗したことが。折り紙や工作道具を子どものリュックに入れていたのですが、そこに子ども用のはさみ(※キャラクターもの)があったのです。凶器ということで機内持ち込みが許されず、泣きだしそうな息子の姿に「はさみさんは、お留守番にしよう!」と、空港の郵便局から自宅宛てに送付したことがありました。搭乗前に子どもがナーバスになると、長いフライトだけに大変です。手荷物のルールをチェックし、子どもの手荷物も念のために確認をするといいですね。

 手荷物検査の後は出国手続きがありますが、小さな子どもは親と一緒に出入国審査を受けることができます。人数分のパスポートを提示し、子どもの顔が見えるようにすれば特に難しいことはありません。

 いかがでしたか? 知らなかったでは済まされないことも海外旅行ではあります。特に「手続き」「安全面」については、事前にしっかり確認&準備をしてお出かけください。

 楽しい旅になりますように。

息子7歳の時、フランスのオペラ座前で。小学生になると長距離の移動も格段に楽になる
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