座席の指定、子ども用機内食などの航空会社へのリクエストはしましたか?

 海外旅行は長時間のフライトとなるため、家族が隣席となるように座席指定をしておきたいところです。航空会社のホームページで並び席が確保できなくても、小さな子連れの場合は配慮をしてくれるケースがあります。まずは航空会社へ連絡をしてみましょう。赤ちゃん用のベッド(パシネット)を希望する場合も、座席の指定となるため、併せてオーダーをするといいでしょう。

 子ども用の機内食については、子ども(幼児)料金で予約しても自動的に変わらず、別途リクエストが必要です(リクエストがないと通常の機内食で用意されます)。例えば日本航空の場合、生後8カ月までの離乳食、生後9カ月以上の幼児食、2歳以上12歳未満が対象のチャイルドミールと、3段階の子ども向けの機内食があります。ただしチャイルドミールはお子様ランチのようなもので、わが家の息子は小学校3年生ぐらいになると物足りなくなり、大人と同じ機内食を食べていました。各航空会社のホームページの記載や写真を参考に、お子さんの成長や食欲に合ったものをリクエストして。

外国のエアラインは合成着色料が気になることも。エア・パシフィック(現フィジーエアウェイズ)の子ども用機内食は、バランスが良く親も安心
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 赤ちゃんのミルクは、哺乳瓶と粉ミルクを客室乗務員の方に渡せば調乳をしてくれます。アレルギー対応の機内食を準備してくれる航空会社もあるので、対象のお子さんがいる場合は事前に相談をしましょう。その他、不安や分からないことがあれば、クチコミは参考にとどめ、直接各航空会社へ問い合わせを。航空会社によっては子連れ専用の問い合わせ窓口を設けているので、活用するといいでしょう。

 なお、これらのサービスは日系を中心とした通常のエアラインの場合。ローコストキャリア(LCC)は、機内サービスを削減、一部有料化などすることでコストダウンを図っています。同様のサービスは期待できないので、納得したうえで利用をすることが必要です。