保育園探し活動=保活は、まずは情報収集と実際に見学に行くことからはじめよう。住んでいる地域の保育園リストは、自治体でもらうことができる。また、自治体のサイト上には園のリストを掲載しているところもあるので見てみよう。日経DUALの保育園検索では各地域の保育園の個別情報や自治体ごとの特徴について検索し調べられるので活用してほしい。
 前編「初めての保育園探し 視野と地域を広げスタート」に続き、保育園に詳しいここるく代表取締役の山下真美さんに保育園探しのポイントや注意点を聞いた。

 いざ様々な保育園を見学し始めると、それぞれの長所・短所が見えてくるだろう。そのとき、「認可だから、認可じゃないから」という枠組みだけで分類するのではなく、施設や保育内容、自分がよいと感じたところなどを比較して、改めて見直せるような表を作っておくと便利。

 周囲の人が“よい”と言っても、保育士の質、園の方針、施設、駅からの距離など、家庭によって重視したいポイントは異なるはず。夫婦で改めて子どもを預けるための望ましい環境や優先順位を話し合ってみよう。そのとき、山下さん作成の下記の表を参考に、自分達の見学ポイントをまとめておくと、後に保育所を選ばなくてはいけなくなったときにも役に立つはずだ。

認可の発表前にできること

 認可保育園入園可否の発表前に準備しておくべきことは何だろうか。

 多くの自治体では、2月中旬に認可園の入園発表がある。できれば希望の園に子どもを入れたいが、全員が入れるとは限らない。いざ認可に入れなかったときのノウハウを保活や働く親を応援する「ここるく」の山下真実さんに聞いた。

 まず、認可の発表が分かる前にやっておきたいことはこの3つ。

次ページの説明を読んで、結果発表に備えよう。