認可園と認可外園のメリット・デメリットとは?
では、大きく認可園は、それ以外の認可外園(認証園なども含む)などとどこが違うのだろうか? 園による違いはあるものの、大まかなメリットとデメリットを分けてみた(認可園は、主に0~6歳の大型認可園を想定)。
最近では認可園も公立、私立、さらに企業経営や福祉団体経営などいろんな形態があるが、基本的には雇用が安定しているため長く働いている保育士が多い。ベテランの先生達がいる安心感はあるだろう。一方で、「働いている親に代わって保育を行う」という福祉的要素が強く、サービスとしての保育ではないので、融通が利きにくいことも。何かを決めたりするのも自治体の許可が必要なため、外から見ると頭が固く見えてしまうこともあるかもしれない。
一方、認可園以外では、独自の教育方針を持っているところが多いので、それに合わせた取り組みなどもある。小さい園だと施設や行事などにはあまり期待できないが、日々の保育をきめ細かに行っている園も多く、アットホームな雰囲気のところもある。ただ、「認可待ち」をしている子が多いので、転園など入れ替えが激しいのも否めないところ。園によっての差異が大きいので、必ずそれぞれ足を運んで見学し、保育士などと話をして、自分の目で確認をするのが重要になってくる。
取材・文/岩辺みどり